2008/1/21 11:00:24 AM

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ドキュメントに関するお客様のご意見、ご感想をお待ちしております。ドキュメント作成チームでは、ドキュメントに関するすべての問題について確認および調査していますが、技術的な質問への回答は行っておりません。ドキュメント以外の技術的な問題のサポートについては、「SQL Server Compact のサポートについて」を参照してください。フィードバックは、可能であれば英語でお送りください。

目次

1.0 はじめに

Microsoft® SQL Server™ Compact 3.5 は、SQL Server Compact Edition (Version 3.1) の次期バージョンです。この製品には次のバージョンがあります。

  1. Version 3.5: Microsoft SQL Server Compact 3.5
  2. Version 3.1: Microsoft SQL Server 2005 Compact Edition (SQL Server Compact Edition)
  3. Version 3.0: Microsoft SQL Server 2005 Mobile Edition (SQL Server Mobile)
  4. Version 2.0: Microsoft SQL Server 2000 Windows CE Edition 2.0 (SQL Server CE)

SQL Server Compact 3.5 は、Windows デスクトップおよび Windows Mobile アプリケーションの開発に使用できます。SQL Server Compact 3.5 の開発サポートは Visual Studio 2008 で提供されます。データベース管理サポートは SQL Server 2008 で提供されます。SQL Server Compact 3.5 のコンポーネントは、以下に示す Microsoft Windows インストーラ (.msi) ファイルで入手できます。

  • SQL Server Compact 3.5 デザイン ツール (SSCEVSTools-JPN.msi): このファイルを実行すると、SQL Server Compact 3.5 のデザイン時コンポーネントが Visual Studio 2008 と共にインストールされます。デザイン時コンポーネントとは、SQL Server Compact 3.5 のアプリケーションを作成する際に使用する、ユーザー インターフェイス、ダイアログ ボックス、およびデザイン時環境です。SQL Server Compact 3.5 のデザイン時コンポーネントには、SQL Server Compact 3.5 を使用するアプリケーションをデザインするための、サーバー エクスプローラのデザイン時環境ダイアログがあります。SQL Server Compact 3.5 ヘッダー ファイル (ネイティブ開発用) は %Program Files%\Microsoft SQL Server Compact Edition\v3.5\Include にインストールされます。
  • SQL Server Compact 3.5 (SSCERuntime-JPN.msi): このファイルを実行すると、メインのフォルダ %Program Files%\Microsoft SQL Server Compact Edition\v3.5 に、Windows デスクトップ コンピュータ用の SQL Server Compact 3.5 の実行時コンポーネントがインストールされます。デスクトップ用 SQL Server Compact 3.5 実行時コンポーネントは、Visual Studio でアプリケーションを開発するためと、SQL Server Compact 3.5 ベースのアプリケーションをデスクトップ上で実行するために必要です。この .msi ファイルからは、x86 用の Microsoft Synchronization Services for ADO.NET コンポーネントもインストールされます。Synchronization Services for ADO.NET コンポーネントは、%Program Files%\Microsoft Synchronization Services\ADO.NET\v1.0 にインストールされます。
  • SQL Server Compact 3.5 for Devices (SSCEDeviceRuntime-JPN.msi): このファイルを実行すると、SQL Server Compact 3.5 デバイス実行時コンポーネントが %Program Files%\Microsoft SQL Server Compact Edition\v3.5\Devices にインストールされます。これらの実行時コンポーネントは、Windows Mobile や Windows CE デバイス ベースのアプリケーションを Visual Studio で開発するためと、そのアプリケーションを Windows Mobile デバイスに展開するために必要です。SQL Server Compact 3.5 および SQL Server Compact 3.5 for Devices の .msi ファイルは、Visual Studio 2008 と共にインストールすることも、Web からダウンロードすることもできます。SQL Server Compact 3.5 デザイン ツールの MSI は常に、Visual Studio 2008 と共にインストールされます。Visual Studio 2008 のセットアップの実行時にスマート デバイス プログラマビリティ オプションを選択すると、SQL Server Compact 3.5 for Devices の MSI がインストールされます。Web からは、以下に示す .msi ファイルもダウンロードできます。
    • SQL Server Compact 3.5 サーバー ツール (SSCEServerTools-JPN.msi): SQL Server Compact 3.5 サーバー ツールの MSI は、IIS を実行するサーバー上にインストールされます。マージ レプリケーションまたはリモート データ アクセス (RDA) を使用して SQL Server Compact 3.5 と SQL Server との間でデータをレプリケートするには、この .msi ファイルをインストールする必要があります。SQL Server Compact 3.5 サーバー ツールでは、SQL Server 2005 Compact Edition または SQL Server 2005 Mobile Edition と SQL Server との間のデータ レプリケーションもサポートされます。
    • SQL Server Compact 3.5 オンライン ブック (SSCEBOL-JPN.msi): オンライン ブックの MSI を実行すると、SQL Server Compact 3.5 ドキュメントがローカル コンピュータにインストールされます。

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1.1 SQL Server Compact 3.5 の新機能

SQL Server Compact 3.5 では、ソフトウェア開発者向けに次の機能が導入されました。

インストールとデータベース ファイルのアップグレード

  1. Windows デスクトップ コンピュータで、以前のバージョン (3.1) との並列インストールがサポートされます。以前のバージョンを使用して作成されたデータベース ファイルを SQL Server Compact 3.5 で開こうとすると、ファイルを開くことができないというメッセージが表示されます。このデータベース ファイルを開くには、まず、Visual Studio 2008 の [SQL Server Compact 3.5 データベースへのアップグレード] ダイアログ ボックスを使用してデータベース ファイルをアップグレードする必要があります。[SQL Server Compact 3.5 データベースへのアップグレード] ダイアログ ボックスにアクセスするには、[データ]、[新しいデータ ソースの追加]、[接続の追加] の順にクリックします。以前のバージョンのデータベース ファイルを開こうとすると、メッセージが表示されます。[OK] をクリックすると、[SQL Server Compact 3.5 データベースへのアップグレード] ダイアログ ボックスが表示されます。SQL Server Compact 3.5 のファイル名拡張子は *.sdf で、以前のバージョン (SQL Server Compact Edition, v. 3.1 および SQL Server 2005 Mobile Edition, v. 3.0) と同じです。SQL Server Compact 3.5 にアップグレードしたデータベース ファイルは、以前のバージョンの SQL Server Compact を使用して開くことができなくなります。SQL Server Compact 3.5 よりも前のバージョンで作成されたデータベース ファイルは、SqlCeEngine.Upgrade API を使用してプログラムでアップグレードすることができます。詳細については、ドキュメントを参照してください。
  2. 古い暗号化アルゴリズムとセキュリティ面で優れた新しい暗号化を使用する古いオペレーティング システムをサポートするために、SQL Server Compact 3.5 では下位互換性のある暗号化モードをサポートしています。[SQL Server Compact 3.5 データベースへのアップグレード] ダイアログ ボックスで使用できる暗号化モードは、以下のとおりです。
    プラットフォームの既定値 : SQL Server Compact データベースを作成またはアップグレードする際に、暗号化モードによってオペレーティング システムの既定の暗号化が選択されます。次に示す新しいプラットフォームのいずれかでデータベースを作成すると、古いプラットフォーム (Windows CE 4.2、Windows Mobile 2003 など) では、暗号化された SQL Server Compact ファイルを開くことができなくなります。古いプラットフォームでは、新しい暗号化アルゴリズムはサポートされていません。
    • Windows CE 5.0
    • Windows CE 6.0
    • Windows Mobile 5.0
    • Windows Mobile 6.0
    • Windows XP
    • Windows Server 2003
    • Windows Vista

    たとえば、Windows XP 上でデータベースを作成すると、Windows XP 用の暗号化が選択されます。Windows XP で [プラットフォームの既定値] オプションを使用して作成された暗号化データベースは、Windows CE 4.2 や Windows Mobile 2003 for Pocket PC で開くことができません。

    エンジンの既定値 : 既定では、SQL Server Compact 3.5 のデータベース ファイル用の暗号化モードは、Windows CE 4.2 や Windows Mobile 2003 Software for Pocket PC 上では機能しません。この暗号化モードは、次に示す、SQL Server Compact 3.5 でサポートされているすべての新しいプラットフォーム上で機能します。
    • Windows CE 5.0
    • Windows CE 6.0
    • Windows Mobile 5.0
    • Windows Mobile 6.0
    • Windows XP
    • Windows Server 2003
    • Windows Vista
    PPC2003 互換性 : セキュリティは低下しますが、このオプションを使用すると、古いオペレーティング システムと新しいオペレーティング システムをサポートできます。サポートされるオペレーティング システムは次のとおりです。
    • Windows CE 4.2
    • Windows Mobile 2003 Software for Pocket PC
    • Windows CE 5.0
    • Windows CE 6.0
    • Windows Mobile 5.0
    • Windows Mobile 6.0
    • Windows XP
    • Windows Server 2003
    • Windows Vista

ツール サポート

  1. Visual Studio 2008 の Visual Basic Express Edition と Visual C# Express Edition では、Windows デスクトップ コンピュータ用の SQL Server Compact 3.5 ベースのアプリケーションが完全にサポートされるようになりました。
  2. Visual Studio 2008 の強化された SQL Server Compact 3.5 テーブル デザイナには、テーブル間に主キーと外部キーのリレーションシップを作成するためのユーザー インターフェイスが用意されています。

コア データベース機能

  1. timestamp (rowversion) データ型を実装します。
  2. 次の Transact-SQL ステートメントがサポートされます。
    • FROM 句内で入れ子になったクエリ
    • CROSS APPLY および OUTER APPLY
    • CAST および DECIMAL
    • TOP
    • SET IDENTITY INSERT

データ同期

  1. SQL Server Compact 3.5 では、Synchronization Services for ADO.NET を使用した、開発者指向のコンポーネント化された新しい同期モードが導入されました。このモードは、Windows デスクトップ コンピュータでのみ使用できます。
  2. SQL Server Compact 3.5 を使用してマージ レプリケーションと RDA を構成するためのサーバー ツールは、Microsoft ダウンロード センターからダウンロードできます。IIS サーバーの役割を持つコンピュータ上に、SQL Server Compact 3.5 サーバー ツールと以前のバージョンのサーバー ツールを並列インストールすることはできません。SQL Server Compact 3.5 サーバー ツールを使用すると、SQL Server Compact 3.5 と SQL Server 2005 以降のバージョンとの間でデータをレプリケートできます。サーバー ツールは、SQL Server 2005 と SQL Server Compact 3.1 間の同期もサポートすることができます。また、SQL Server Compact 3.5 サーバー ツールは、SQL Server 2005 Compact Edition または SQL Server 2005 Mobile Edition と SQL Server 2005 以降のバージョンとの間のデータ レプリケーションもサポートしています。

プログラム機能

  1. Windows デスクトップ コンピュータで、ローカルの TransactionScope がサポートされます。
  2. SQL Server Compact 3.5 では、LINQ to SQL がサポートされます。LINQ to SQL は、LINQ プロジェクトのコンポーネントです。クエリ機能を維持しながら、リレーショナル データをオブジェクトとして管理するための、実行時インフラストラクチャを提供します。これにより、言語統合クエリが SQL Server Compact 3.5 での実行用に Transact-SQL に変換され、アプリケーション開発者による定義に従って、表形式の結果がオブジェクトに変換されます。LINQ to SQL では、SQL Server Compact 3.5 に対するデザイナ サポートは提供されません。SQL Server Compact 3.5 の場合は、SqlMetal.exe ユーティリティを使用する必要があります。詳細については、ドキュメントを参照してください。

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1.2 SQL Server Compact 3.5 の入手

1.3 SQL Server Compact 3.5 のオンライン ブック

SQL Server Compact 3.5 のオンライン ブックでは、Windows デスクトップ コンピュータおよび Windows Mobile デバイスでの SQL Server Compact 3.5 の開発、管理、および展開に関する詳しい情報を参照できます。SQL Server Compact 3.5 のオンライン ブックは、Microsoft ダウンロード センターからダウンロードできます。

SQL Server Compact のオンライン ブックは、インストールした後、スタンドアロンのヘルプ コレクションとして [スタート] メニューから使用できるようになります。Visual Studio 2008 ドキュメントからこのコレクションにアクセスしたり、Visual Studio 2008 から F1 ヘルプにアクセスしたりするには、このコレクションを Visual Studio 連結ヘルプ コレクションに追加する必要があります。

重要 :
SQL Server Compact 3.5 ドキュメントで SQL Server 2008 を参照している箇所はすべて、SQL Server 2008 のプレリリース バージョンを指しています。

1.4 Microsoft Synchronization Services for ADO.NET

Microsoft Synchronization Services for ADO.NET は、異種ソースのデータを、2 層、n 層、およびサービスベースのアーキテクチャを介して同期する機能を提供します。Synchronization Services API は、データベースとそのスキーマを単にレプリケートするのではなく、データ サービスとローカル ストアとの間でデータを同期するための一連のコンポーネントも提供します。近年、ポータブル コンピュータやポータブル デバイスなどのように、中央のサーバーへの一貫した信頼性のあるネットワーク接続を持たないモバイル クライアントでアプリケーションが使用される機会が増えてきました。このようなアプリケーションにとって重要なのは、クライアントにあるデータのローカル コピーを操作することです。同様に、ネットワーク接続を使用できるときには、データのローカル コピーを中央のサーバーと同期するという必要性も忘れてはなりません。Synchronization Services API は、ADO.NET データ アクセス API をモデルとしており、直観的にデータを同期する手段を提供しています。これにより、一貫したネットワーク接続を前提としたアプリケーション構築の論理延長として、断続的に接続される環境向けのアプリケーションを構築できるようになります。

Synchronization Services は、32 ビット コンピュータでのみ使用でき、使用するには ADO.NET 2.0 が必要です。

この技術の詳細については、Microsoft ダウンロード センターからオンラインで入手できる製品ドキュメントを参照してください。Synchronization Services コンポーネントは、SQL Server Compact 3.5 と共に Microsoft ダウンロード センターから入手できます。

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2.0 SQL Server Compact 3.5 のインストールとアンインストール

ここでは、インストールに関連する情報について説明します。

2.1 モバイル デバイスでの SQL Server Compact 3.5 ランタイムのインストールとアンインストール

SQL Server Compact 3.5 を Windows Mobile デバイスに展開する場合は、CAB ファイルを手動でコピーしてインストールするか、または Visual Studio を使用します。SSCEDeviceRuntime-JPN.msi ファイルを実行すると、SQL Server Compact 3.5 を展開するための SQL Server Compact 3.5 CAB ファイルが Windows Mobile デバイスに配置されます。CAB ファイルの配置先は、%Program Files%\Microsoft SQL Server Compact Edition\v3.5\Devices\platform\processor フォルダです。各 CAB ファイルの内容は次のとおりです。

  • SQL Server Compact 3.5 Core (sqlce.platform.processor.cab):
    sqlce.platform.processor.cab ファイルには、sqlcese35.dll、sqlceqp35.dll、sqlceme35.dll、および System.Data.SqlServerCe.dll が含まれています。
  • SQL Server Compact 3.5 Replication (sqlce.repl.platform.processor.cab):
    sqlce.repl.platform.processor.cab ファイルには、sqlceca35.dll、sqlceoledb35.dll、および sqlcecompact35.dll が含まれています。
  • SQL Server Compact 3.5 Tools EN (sqlce.dev.lang.platform.processor.cab):
    sqlce.dev.lang.platform.processor.cab ファイルには、SQL Server Compact 3.5 クエリ アナライザを実装するプログラムである isqlw35.exe が含まれています。また、開発時に使用するエラーの説明を提供する sqlceerr35lang.dll も含まれています。SQL Server Compact 3.5 クエリ アナライザを使用する場合は、sqlce.repl.platform.processor.cab をインストールしてください。

SQL Server Compact 3.5 をモバイル デバイスからアンインストールするには

  1. [スタート] ボタンをクリックし、[設定]、[システム]、[アプリケーションの削除] の順にクリックします。
  2. SQL Server Compact 3.5 のコンポーネントをアンインストールするには、インストールされているプログラムの一覧から、アンインストールするコンポーネントを選択します。
    • SQL Server Compact 3.5 Core
    • SQL Server Compact 3.5 Tools
    • SQL Server Compact 3.5 Repl
  3. [削除] をクリックします。

2.2 Windows デスクトップ コンピュータでの SQL Server Compact 3.5 ランタイムのインストールとアンインストール

SQL Server Compact 3.5 には、Windows デスクトップ コンピュータ用のインストーラ (SSCERuntime-JPN.msi) が別途用意されています。SQL Server Compact 3.5 は、Visual Studio 2008 と共にインストールされます。Microsoft ダウンロード サイトからダウンロードすることもできます。

SQL Server Compact 3.5 をインストールする際の考慮事項

  • SQL Server Compact 3.5 のインストールまたはアンインストールを行うユーザーは、Windows デスクトップ コンピュータの管理者である必要があります。
  • マネージ コード開発用に SQL Server Compact 3.5 をインストールするには、.NET Framework 2.0 以降が必要です。.NET Framework 2.0 は、Microsoft ダウンロード センターからダウンロードできます。ネイティブ開発を行う開発者は、.NET Framework がなくても OLEDB を使用できます。

SQL Server Compact 3.5 をアンインストールするには

  1. コントロール パネルで [プログラムの追加と削除] をダブルクリックします。
  2. インストールされているプログラムの一覧から、[Microsoft SQL Server Compact 3.5] を選択します。
  3. [削除] をクリックします。

2.3 SQL Server Compact 3.5 サーバー ツールのインストールとアンインストール

SQL Server Compact 3.5 のサーバー ツールは、Microsoft ダウンロード センターからダウンロードできます。IIS を実行しているサーバー上で、SQL Server Compact 3.5 サーバー ツールと以前のバージョンのサーバー ツールを並行インストールすることはできません。

リモート データ アクセスまたはマージ レプリケーション向けのサーバー環境をインストールして構成する方法の情報については、SQL Server Compact 3.5 オンライン ブックで「サーバー環境のインストール」および「サーバー環境の構成とセキュリティ設定」を参照してください。

SQL Server Compact 3.5 サーバー ツールをアンインストールするには

  1. コントロール パネルで [プログラムの追加と削除] をダブルクリックします。
  2. インストールされているプログラムの一覧から、Microsoft SQL Server Compact 3.5 サーバー ツールを選択します。
  3. [削除] をクリックします。

アンインストール後に、IIS を再起動するか、IIS を実行しているサーバーを再起動します。

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3.0 SQL Server Compact 3.5 でサポートされているオペレーティング システムとプラットフォーム

SQL Server Compact 3.5 の今回のリリースは、以下のオペレーティング システムで使用できます。

Windows デスクトップ コンピュータ

  • Microsoft Windows XP Professional SP2
  • Microsoft Windows XP Home Edition SP2
  • Microsoft Windows XP Media Center Edition 2004 SP2
  • Microsoft Windows XP Media Center Edition 2005
  • Microsoft Windows XP Tablet PC Edition SP2
  • Microsoft Windows XP Embedded SP2
  • Microsoft Windows XP Professional x64 SP2 (WOW)
  • Windows Embedded for Point of Service SP2
  • Microsoft Windows Server 2003, Standard Edition SP2
  • Microsoft Windows Server 2003, Enterprise Edition SP2
  • Microsoft Windows Server 2003, Datacenter Edition SP2
  • Microsoft Windows Server 2003 R2, Standard Edition
  • Microsoft Windows Server 2003 R2, Enterprise Edition
  • Microsoft Windows Server 2003 R2, Datacenter Edition
  • Microsoft Windows Server 2003 x64, Standard Edition (WOW)
  • Microsoft Windows Server 2003 x64, Enterprise x64 Edition (WOW)
  • Microsoft Windows Server 2003 x64, Datacenter Edition (WOW)
  • Microsoft Windows Server 2003 R2 x64, Standard Edition (WOW)
  • Microsoft Windows Server 2003 R2 x64, Enterprise Edition (WOW)
  • Microsoft Windows Server 2003 R2 x64, Datacenter Edition (WOW)
  • Windows Vista Home Basic
  • Windows Vista Home Premium
  • Windows Vista Business
  • Windows Vista Enterprise
  • Windows Vista Ultimate
  • Windows Vista Starter Edition
  • Windows Vista Home Basic x64 (WOW)
  • Windows Vista Home Premium x64 (WOW)
  • Windows Vista Business x64 (WOW)
  • Windows Vista Enterprise x64 (WOW)
  • Windows Vista Ultimate x64 (WOW)

Windows Mobile デバイス

4.0 SQL Server Compact 3.5 アプリケーションの展開

ここでは、SQL Server Compact 3.5 アプリケーションの展開サポートについて説明します。

4.1 Visual Studio で SQL Server Compact 3.5 を Windows デスクトップに展開する場合

4.2 Visual Studio で SQL Server Compact 3.5 を Windows モバイル デバイスに展開する場合

Visual Studio を使って SQL Server Compact 3.5 アプリケーションをエミュレータやデバイスに展開する場合は、以下を参考にしてください。

Pocket PC 2003 アプリケーションは、以下の場所に展開できます。

  • Pocket PC 2003 デバイス
  • Pocket PC 2003 エミュレータ
  • Pocket PC 2003 SE VGA エミュレータ

Windows CE 5.0 アプリケーションは、以下の場所に展開できます。

  • Windows Mobile Version 5.0 Pocket PC デバイス
  • Windows Mobile Version 5.0 Pocket PC エミュレータ
  • Windows Mobile Version 5.0 Pocket PC Phone Edition GSM (Virtual Radio 付き) エミュレータ
  • Windows Mobile Version 5.0 Pocket PC Phone Edition GSM VGA (Virtual Radio 付き) エミュレータ
  • Windows Mobile Version 5.0 Pocket PC VGA エミュレータ
  • Windows Mobile Version 5.0 Smartphone デバイス
  • Windows Mobile Version 5.0 Smartphone GSM (Virtual Radio 付き) エミュレータ
  • Windows Mobile Version 5.0 Smartphone GSM QVGA (Virtual Radio 付き) エミュレータ
  • Windows CE 5.0 デバイス

Windows Mobile Version 5.0 Pocket PC アプリケーションは、以下の場所に展開できます。

  • Windows Mobile Version 5.0 Pocket PC デバイス
  • Windows Mobile Version 5.0 Pocket PC エミュレータ
  • Windows Mobile Version 5.0 Pocket PC Phone Edition GSM (Virtual Radio 付き) エミュレータ
  • Windows Mobile Version 5.0 Pocket PC Phone Edition GSM VGA (Virtual Radio 付き) エミュレータ
  • Windows Mobile Version 5.0 Pocket PC VGA エミュレータ

Windows Mobile Version 5.0 Smartphone アプリケーションは、以下の場所に展開できます。

  • Windows Mobile Version 5.0 Smartphone デバイス
  • Windows Mobile Version 5.0 Smartphone GSM (Virtual Radio 付き) エミュレータ
  • Windows Mobile Version 5.0 Smartphone GSM QVGA (Virtual Radio 付き) エミュレータ

Windows Mobile Version 6.0 アプリケーションは、以下の場所に展開できます。

  • Windows Mobile 6 Standard
  • Windows Mobile 6 Standard Landscape QVGA
  • Windows Mobile 6 Standard QVGA
  • Windows Mobile 6 Classic
  • Windows Mobile 6 Professional
  • Windows Mobile 6 Professional Square
  • Windows Mobile 6 Professional Square QVGA
  • Windows Mobile 6 Professional Square VGA
  • Windows Mobile 6 Professional VGA

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4.3 Windows デスクトップと Windows Mobile への SQL Server Compact 3.5 の配置

SQL Server Compact 3.5 は、SSCERuntime-<lang>.msi を使用することによって、またはアプリケーション フォルダに SQL Server Compact 3.5 コンポーネント (DLL) を配置することによって、Windows デスクトップ コンピュータにインストールできます。Windows Mobile デバイスでは、CAB ファイルを使用することによって、またはアプリケーション フォルダに SQL Server Compact 3.5 コンポーネント (DLL) を配置することによってインストールできます。SQL Server Compact 3.5 コンポーネントがアプリケーション フォルダに配置されている場合、アプリケーションの開発者は SQL Server Compact コンポーネントに SQL Server Compact 更新プログラムとサービス リリースを適用する必要があります。適用方法の詳細については、Microsoft Web サイトを参照してください。

5.0 既知の問題

  1. SQL Server Compact 3.5 CTP 版および SQL Server Compact 3.5 ベータ版から SQL Server Compact 3.5 リリース版へのアップグレードは、サポートされていません。

    SQL Server Compact 3.5 の CTP 版およびベータ版からリリース版へのアップグレードは、サポートされていません。Visual Studio 2008 の CTP 版やベータ版をアンインストールしても、SQL Server Compact 3.5 はアンインストールされません。Visual Studio 2008 のリリース版をインストールする前に、次の手順で、SQL Server Compact 3.5 の CTP 版およびベータ版を手動で削除する必要があります。
    1. Visual Studio 2008 の CTP 版またはベータ版をアンインストールします。
    2. Windows Vista では、[スタート] ボタンをクリックし、[コントロール パネル] をクリックします。次に、[プログラムと機能] をダブルクリックします。SQL Server Compact 3.5、SQL Server Compact 3.5 for Devices、および SQL Server Compact 3.5 デザイン ツールのすべての CTP 版およびベータ版をアンインストールします。
    3. Windows XP および Windows Server 2003 では、[スタート] ボタンをクリックし、[コントロール パネル] をクリックします。次に、[プログラムの追加と削除] をダブルクリックします。SQL Server Compact 3.5、SQL Server Compact 3.5 for Devices、および SQL Server Compact 3.5 デザイン ツールのすべての CTP 版およびベータ版をアンインストールします。

  2. SQL Server Compact 3.5 は、SqlCeConnection クラスの Encrypt プロパティを使用しません。

    SqlCeConnection クラスの Encrypt プロパティは、使用しないでください。
    注 :
    Encrypt プロパティは、今後のリリースでは廃止されます。SQL Server Compact 3.5 では、下位互換性を確保するためだけにこのプロパティが残されています。

    SQL Server Compact 3.5 データベース ファイルの暗号化には、SqlCeConnection クラスの Encryption Mode プロパティを使用してください。encryption mode の使い方については、以下の例を参照してください。

    1. 暗号化された SQL Server Compact 3.5 データベースを新たに作成する場合 :
      C#:
      SqlCeEngine engine = new SqlCeEngine("Data Source=Northwind.sdf;encryption mode=platform default;Password=<enterStrongPasswordHere>;");
      engine.CreateDatabase();
      Visual Basic:
      Dim engine As SqlCeEngine = New SqlCeEngine("Data Source=Northwind.sdf;encryption mode=platform default;Password=<enterStrongPasswordHere>;")
      engine.CreateDatabase()
    2. SQL Server 2005 Compact Edition (Version 3.1) または SQL Server 2005 Mobile Edition (Version 3.0) データベースを、暗号化された SQL Server Compact 3.5 データベースにアップグレードする場合 :
      C#:
      SqlCeEngine engine = new SqlCeEngine("Data Source=Northwind.sdf;Password=<enterStrongPasswordHere>;");
      engine.Upgrade ("Data Source=Northwind.sdf;encryption mode=platform default;Password=<enterStrongPasswordHere>;");
      Visual Basic:
      Dim engine As SqlCeEngine = New SqlCeEngine("Data Source=Northwind.sdf;Password=<enterStrongPasswordHere>;")
      engine.Upgrade("Data Source=Northwind.sdf;encryption mode=platform default;Password=<enterStrongPasswordHere>;")
    3. 既存の SQL Server Compact 3.5 データベースの暗号化モードを変更する場合 :
      C#:
      SqlCeEngine engine = new SqlCeEngine("Data Source=Northwind.sdf;Password=<enterStrongPasswordHere>;");
      engine.Compact("Data Source=Northwind.sdf;encryption mode=ppc2003 compatibility;Password=<enterStrongPasswordHere>;");
      Visual Basic:
      Dim engine As SqlCeEngine = New SqlCeEngine("Data Source=Northwind.sdf;Password=<enterStrongPasswordHere>;") 
      engine.Compact("Data Source=Northwind.sdf;encryption mode=ppc2003 compatibility;Password=<enterStrongPasswordHere>;")
    4. 暗号化されていない SQL Server Compact 3.5 データベースを暗号化する場合 :
      C#:
      SqlCeEngine engine = new SqlCeEngine("Data Source=Northwind.sdf");
      engine.Compact("Data Source=Northwind.sdf;encryption mode=platform default;Password=<enterStrongPasswordHere>;");
      Visual Basic:
      Dim engine As SqlCeEngine = New SqlCeEngine("Data Source=Northwind.sdf;") 
      engine.Compact("Data Source=Northwind.sdf;encryption mode=platform default;Password=<enterStrongPasswordHere>;")
      
  3. Visual Studio 2005 を Visual Studio 2008 にアップグレードしても、暗号化された SQL Server Compact データベースはアップグレードされず、ClickOnce アプリケーションは再パブリッシュする必要があります。

    以前のバージョンの SQL Server Compact で作成されたデータベース ファイル (*.sdf) は、SQL Server Compact 3.5 と互換性がありません。Visual Studio 2005 プロジェクトを Visual Studio 2008 にアップグレードするときには、以前のバージョンの SQL Server Compact の暗号化されていないデータベース ファイルだけがアップグレードされます。暗号化されていたデータベース ファイルは、手動でアップグレードする必要があります。Visual Studio 2005 プロジェクトで ClickOnce を使ってアプリケーションをパブリッシュしていた場合は、プロジェクトを Visual Studio 2008 でアップグレードしてから、アプリケーションを再パブリッシュする必要があります。

    暗号化されていたデータベース ファイルを手動でアップグレードする手順は、次のとおりです。
    1. [データ] をクリックします。
    2. [新しいデータ ソースの追加] をクリックします。
    3. [接続の追加] をクリックします。
      以前のバージョンのデータベース ファイルが開いている場合は、メッセージが表示されます。[OK] をクリックすると、[SQL Server Compact 3.5 データベースへのアップグレード] ダイアログ ボックスが表示されます。
      または、SqlCeEngine.Upgrade API を使用すると、プログラムでアップグレードを実行することもできます。次にサンプル コードを示します。
      C#:
      SqlCeEngine engine = new SqlCeEngine("Data Source=Northwind.sdf;Password=<enterStrongPasswordHere>;");
      engine.Upgrade ("Data Source=Northwind.sdf;encryption mode=platform default;Password=<enterStrongPasswordHere>;");
      Visual Basic:
      Dim engine As SqlCeEngine = New SqlCeEngine("Data Source=Northwind.sdf;Password=<enterStrongPasswordHere>;")
      engine.Upgrade("Data Source=Northwind.sdf;encryption mode=platform default;Password=<enterStrongPasswordHere>;")
    ClickOnce を使ってアプリケーションをパブリッシュしていたプロジェクトは、Visual Studio 2008 でアップグレードしてから、アプリケーションを再パブリッシュする必要があります。Visual Studio 2008 で ClickOnce アプリケーションを再パブリッシュしようとすると、"ブートストラップに必要な、SQL Server 2005 Compact Edition の必須コンポーネントが見つからない" という内容の警告が表示される場合があります。この警告は、無視してください。

  4. SqlDbTypeDbType のようなパラメータの SQL Server Compact 3.5 データ型は、明示的に設定する必要があります。

    SqlDbTypeDbType のようなパラメータのデータ型が明示的に設定されていないと、例外がスローされます。この問題を解決するには、SqlDbTypeDbType などのパラメータのデータ型を明示的に設定してください。このことは、BLOB データ型 (image および ntext) の場合に、特に重要です。次にサンプル コードを示します。
    C#:
    SqlCeEngine engine = new SqlCeEngine(connString);
    engine.CreateDatabase();
    engine.Dispose();
    
    SqlCeConnection conn = new SqlCeConnection(connString);
    conn.Open();
    
    SqlCeCommand cmd = conn.CreateCommand();
    cmd.CommandText = "CREATE TABLE BlobTable(name nvarchar(128), blob ntext);";
    cmd.ExecuteNonQuery();
    
    cmd.CommandText = "INSERT INTO BlobTable(name, blob) VALUES (@name, @blob);";
    SqlCeParameter paramName = cmd.Parameters.Add("name", SqlDbType.NVarChar, 128);
    SqlCeParameter paramBlob = cmd.Parameters.Add("blob", SqlDbType.NText);
    paramName.Value = "Name1";
    paramBlob.Value = "Name1".PadLeft(4001);
    
    cmd.ExecuteNonQuery();
    Visual Basic:
    Dim engine As SqlCeEngine = New SqlCeEngine(connString)
    engine.CreateDatabase()
    engine.Dispose()
    
    Dim conn As SqlCeConnection = New SqlCeConnection(connString)
    conn.Open()
    
    Dim cmd As SqlCeCommand = conn.CreateCommand()
    cmd.CommandText = "CREATE TABLE BlobTable(name nvarchar(128), blob ntext);"
    cmd.ExecuteNonQuery() 
    
    cmd.CommandText = "INSERT INTO BlobTable(name, blob) VALUES (@name, @blob);"
    Dim paramName As SqlCeParameter
    Dim paramBlob As SqlCeParameter
    paramName = cmd.Parameters.Add("name", SqlDbType.NVarChar, 128)
    paramBlob = cmd.Parameters.Add("blob", SqlDbType.NText)
    paramName.Value = "Name1"
    paramBlob.Value = "Name1".PadLeft(4001)
    
    cmd.ExecuteNonQuery()
    
  5. SQL Server Compact 3.5 オンライン ブック (BOL) および Microsoft Synchronization Services for ADO.NET Version 1.0 BOL は、Web からのダウンロードでのみ入手できます。

    SQL Server Compact 3.5 BOL および Microsoft Synchronization Services for ADO.NET Version 1.0 BOL は、Web からのダウンロードでのみ入手でき、Visual Studio 2008 には同梱されません。
    Visual Studio 2008 ドキュメントからこれらのコレクションにアクセスしたり、Visual Studio 2008 から F1 ヘルプにアクセスしたりするには、これらのコレクションを Visual Studio 連結ヘルプ コレクションに追加する必要があります。そのためには、
    SQL Server Compact 3.5 オンライン ブックおよび Microsoft Synchronization Services for ADO.Net オンライン ブックをダウンロードしてください。SQL Server Compact 3.5 と Microsoft Synchronization Services for ADO.NET Version 1.0 のオンライン ブックのダウンロードとインストールが完了したら、Visual Studio 連結ヘルプ コレクションおよび Visual Studio 2008 のインスタンスをすべて終了します。次に、[スタート] ボタンの [すべてのプログラム]、[Microsoft Visual Studio 2008]、[Microsoft Visual Studio 2008 ドキュメント] を順にクリックし、再度 Visual Studio 連結ヘルプ コレクションを開きます。これで、[目次]、[キーワード]、[検索]、およびコードやユーザー インターフェイスの F1 ヘルプから、SQL Server Compact 3.5 と Microsoft Synchronization Services for ADO.NET Version 1.0 のオンライン ブックを参照できるようになります。

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6.0 その他の情報