Visual Studio 2010 リリース ノート

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1. システム要件

1.1 サポートされているアーキテクチャ

1.2 サポートされているオペレーティング システム

1.3 ハードウェア要件

2. 既知の問題

2.1 インストール

2.1.1 Visual Studio 2010 では、Crystal Reports を個別にインストールする必要がある

Visual Studio 2010 では、Crystal Reports が個別にダウンロードおよびインストールされます。  Crystal Reports プロジェクトまたは Web サイトを作成したり、旧バージョンの Visual Studio または Crystal Reports で作成された既存のプロジェクトまたは Web サイトをインポートしたりする際は、Visual Studio 2010 と互換性のあるバージョンの Crystal Reports をインストールする必要があります。

この問題を解決するには:

Visual Studio 2010 で Crystal Reports を使用している場合は、このリリース ノートの「関連リンク」のセクションにある Crystal Reports のリンクを使用して、Visual Studio 2010 と互換性のあるバージョンの Crystal Reports をダウンロードし、インストールします。このインストールによって、Crystal Reports プロジェクトおよび Web サイトが作成できるようになります。また、Visual Studio 2010 で使用できる既存のプロジェクトおよび Web サイトもアップグレードできます。

2.1.2 Visual Studio で最初の実行時と F# 機能の使用時に "FSharp.ProjectSystem.dll" のパッケージ読み込みエラーが報告される

"Microsoft .NET Framework 4" をインストールする前に "Microsoft Visual F# 2.0 ランタイム" がインストールされており、その後に "Microsoft Visual Studio 2010" がシステムにインストールされた場合は、セットアップが成功したように見えますが、F# コンポーネントが正しくインストールされていません。  このため、プロファイルの選択ダイアログ ボックスの最初の実行時と、その後に Visual Studio 2010 で F# 機能を使用するたびに、"FSharp.ProjectSystem.dll" に関連するパッケージ読み込みエラーが発生する可能性があります。

この問題を解決するには:

  1. [プログラムの追加と削除] で [Microsoft Visual F# 2.0 Runtime] をクリックし、[アンインストール] をクリックします。  F# 再頒布可能パッケージをアンインストールする手順に従います。
  2. [プログラムの追加と削除] で [Microsoft Visual Studio 2010 <SKU および言語>] をクリックし、[アンインストールと変更] をクリックします。 
  3. [プログラムの追加と削除] で [Micro3] をクリックします。[プログラムの追加と削除] で [Microsoft Visual Studio 2010 <SKU および言語>] をクリックし、[アンインストールと変更] をクリックします。 

2.1.3 .NET Framework 4 をアンインストールすると、Visual Studio 2008 が破損する

Visual Studio 2008 がインストールされている場合に、Visual Studio 2010 をインストールしてから、.NET Framework 4 をアンインストール (または Visual Studio 2010 と .NET Framework 4 の両方をアンインストール) すると、Visual Studio 2008 でプロジェクトを読み込もうとしたときに、次のエラーが発生します。
"プロジェクト ファイル 'Project.proj' を読み込めません。"HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\MSBuild\ToolsVersions\4.0" で定義されている ToolsVersion "4.0" に MSBuildToolsPath が指定されていないか、指定された値が空の文字列として評価されています。"

Windows SDK v7.0A、またはこれによって使用されるいくつかのレジストリ キーがコンピューターにまだ存在している場合に、この問題が発生することがあります。

この問題を解決するには:

  1. Visual Studio 2010 が完全にアンインストールされていることを確認します (コントロール パネルで [プログラム]、[プログラムと機能] の順にクリックし、Visual Studio 2010 が一覧にないことを確認します)。
  2. 次のレジストリ キーがコンピューターに存在しないことを確認します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\MSBuild\4.0

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\MSBuild\ToolsVersion\4.0

64 ビット オペレーティング システムを使用している場合は、レジストリの 32 ビット部分から、これらのキーを削除します。これを行うには、[スタート] ボタン、[ファイル名を指定して実行] の順にクリックし、「%WinDir%\SysWOW64\regedit.exe」と入力し、レジストリの変更を行います。

これで、Visual Studio 2008 は完全に機能するようになります。

2.1.4 期限切れの評価ライセンスで Visual Studio がインストールされる場合がある

以前に Visual Studio 2010 Ultimate LCTP (2010 年 3 月) または評価モードの Visual Studio 2010 リリース バージョンを使用していたコンピューターで、評価ライセンスを使用して Visual Studio 2010 をインストールすると、評価期間が終了していることを示すメッセージが表示される場合があります。

この問題を解決するには:

Visual Studio 2010 リリースでは、評価期間を 1 回だけ提供します。  元の評価ライセンスの有効期限 (最初のインストールから 30 日間または 90 日間) が切れた後は、再インストールしても、新しい評価期間は有効になりません。  完全な正式版のプロダクト キーを入力して、製品のロックを解除してください。

2.1.5 Silverlight 3 SDK のビルドが既にインストールされている場合、Silverlight 3 SDK の追加の言語がインストールされない

いずれかのバージョンの Silverlight 3 SDK が既にインストールされている場合、Visual Studio 2010 では Silverlight 3 SDK の追加の言語がインストールされません。

この問題を解決するには:

Silverlight 3 SDK の追加の言語を http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=157102 からダウンロードしてインストールし、他の Silverlight SDK と共存させることができます。

2.1.6 Visual Studio Macro Tools は、Visual Studio のインストール時にインストールされなかった場合、またはアンインストールされた場合には、Visual Studio 2010 を修復してもインストールされない

Visual Studio Macro Tools がインストールされたことのない場合またはアンインストールされた場合は、Visual Studio 2010 の修復を実行しても、Visual Studio Macro Tools の修復もインストールも行われません。

この問題を解決するには:

  1. [プログラムの追加と削除] ページで、Visual Studio 2010 の [アンインストールと変更] をクリックし、[次へ] をクリックします。
  2. [機能の追加と削除] をクリックします。
  3. リスト内のすべての機能をクリアしてから、もう一度選択します。  これにより、更新状態が有効になります。
  4. セットアップ ウィザードを終了します。Visual Studio Macro Tools がインストールされます。

2.1.7 Visual Studio 2008 または SQL Server 2008 がインストールされており、Visual Studio 2010 がアンインストールされてから再インストールされたコンピューターで、Visual Studio マクロ IDE を使用すると、Visual Studio がクラッシュすることがある

Visual Studio 2010 をアンインストールすると、Visual Studio Macro Tools パッケージも削除されます。コンピューターに Visual Studio 2008 または SQL Server 2008 もインストールされている場合、Visual Studio 2010 を再インストールしても Visual Studio Macro Tools パッケージは再インストールされません。そのため、マクロ IDE を起動するとエラーが発生し、MyMacros.vsmacros プロジェクトを再作成しようとした場合に Visual Studio がクラッシュします。

この問題を解決するには:

  1. 次のファイルを削除します。
  2. [プログラムの追加と削除] ページで、Visual Studio 2010 の [アンインストールと変更] をクリックし、[次へ] をクリックします。
  3. [機能の追加と削除] をクリックします。
  4. リスト内のすべての機能をクリアしてから、もう一度選択します。  これにより、更新状態が有効になります。
  5. セットアップ ウィザードを終了します。Visual Studio Macro Tools がインストールされます。

2.1.8 SharePoint 2010 を対象とする Visual Studio SharePoint プロジェクトを使用するには特定のインストール要件がある

Visual Studio 2010 で SharePoint プロジェクトを動作させるには、次のコンポーネントがインストールされている必要があります。

この問題を解決するには:

回避策はありません。

2.1.9 Office 2007 または Office 2010 を対象とする Visual Studio Office プロジェクトには特定のインストール要件がある

Visual Studio 2010 で Office プロジェクトを動作させるには、次のソフトウェアがインストールされている必要があります。

この問題を解決するには:

回避策はありません。

2.1.10 Visual Studio セットアップをプログラム互換性モードで実行できない

Visual Studio 2010 セットアップまたは .NET Framework 4 セットアップがエラー コード 1603 で失敗するか、プログラム互換性モードでの実行がブロックされます。

Windows プログラム互換性アシスタントによって、Visual Studio セットアップが正しくインストールされていない可能性があることが示され、推奨される設定 (プログラム互換性モード) を使用して再インストールするように促すメッセージが表示されます。

この問題を解決するには:

Visual Studio セットアップは、プログラム互換性モードで実行できません。  システム全体または Visual Studio セットアップ アプリケーションに対して、互換性モード設定が有効になっていないことを確認してください。

手動設定をチェックする

実行可能ファイルのプロパティの [互換性] タブで、互換性モードが手動で設定されている可能性があります。

  1. Visual Studio のセットアップ メディアで、setup.exe を探します。
  2. setup.exe を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
  3. [互換性] タブで、[互換モードでこのプログラムを実行する] をオフにし、[OK] をクリックします。

プログラム互換性アシスタントのレジストリ設定をチェックする

以前に Visual Studio の setup.exe を実行しようとして失敗したか、取り消したときに、プログラム互換性アシスタントによって互換性モードが設定されている可能性があります。

  1. [スタート] メニューの [ファイル名を指定して実行] をクリックします。
  2. regedit」と入力し、[OK] をクリックします。
  3. 次の各キーを参照し、Visual Studio のインストール パスの setup.exe を参照している値をすべて削除します。

Visual Studio セットアップを再実行する

  1. Windows エクスプローラーを開きます。
  2. Visual Studio setup.exe を参照します。
  3. setup.exe をダブルクリックして、Visual Studio セットアップを実行します。

関連するサポート技術情報

http://support.microsoft.com/kb/931709

別の解決策:

<DVD ルート>\setup.exe の代わりに <DVD ルート>\setup\setup.exe を実行します。

2.1.11 保護機能が有効な BitLocker 対応ハード ディスクで Visual Studio 2010 のインストールが失敗する

セットアップ プロセスを実行して BitLocker 対応のディスクにインストールするときに、ディスクがロックされていると、プロセスが失敗します。

この問題を解決するには:

Visual Studio 2010 をインストールする前に、BitLocker 対応のディスクの保護機能を中断します。Visual Studio 2010 のインストールが完了した後で、BitLocker 対応ディスクの保護機能を再開します。

または、.NET Framework 4 および Windows インストーラー 4.5 を事前にインストールして、この問題を完全に回避するには、「Avoiding Restart during Setup (英語)」を参照してください。

2.1.12 Visual Studio 2010 のアンインストール時にコンピューターに保持しておく必要がある重要なシステム更新プログラム

Visual Studio 2010 では重要なシステム更新プログラムがインストールされる場合があります。

この問題を解決するには:

Visual Studio を削除した後も、次の更新プログラムをシステムに保持しておくことをお勧めします。

2.1.13 移動プロファイルがオフライン作業で利用する場合以外にサポートされない

ホーム フォルダーがネットワーク接続されていないときに移動プロファイルを使用すると、Windows インストーラーで製品をインストールする際にフォルダー リダイレクトの問題が発生するため、セットアップが失敗します。

この問題を解決するには:

リモート接続パスの代わりにローカル パスを使用して移動プロファイルを構成するか、またはインストール時にリモートのホーム フォルダー パスが利用できることを確認します。

ローカル プロファイルに切り替えるには、次の手順に従います。

ドメイン サーバーで:

1. 対象ユーザー (例: myuser) に移動プロファイルを次のように設定します。

Active Directory (AD) でユーザー myuser を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。[プロファイル] タブのプロファイル パスに、\\domainserver\Rprofiles\%username% のような UNC パス (例: \\10.50.209.130\Rprofiles\myuser) を入力します。メモ: "\\domainserver" は AD サーバーの IP アドレス、"\Rprofiles" はすべてのユーザーの移動プロファイルを格納する新しいフォルダー、"\username" はユーザー (この例では myuser) のログイン名です。

2. 対象ユーザーにホーム フォルダーを次のように設定します。

ホーム フォルダーのローカル パス:

ローカル パスを選択し、c:\Rprofile のようなローカル パスを入力します。このフォルダーがユーザー (myuser) のクライアントに作成されます。UNC パスを使用しないでください。

クライアント コンピューター:

  1. クライアントに管理者としてログオンし、AD サーバー上に作成した現在のユーザー (この例では myuser) を管理者グループに追加します。
  2. ドメイン サーバーの手順のステップ 2 で使用したパス (この例では c:\Rprofile) で、ローカル パスを作成します。
  3. 新規ユーザー (この例では myuser) としてクライアントにログオンします。
  4. 最初のログオンの後、クライアントからログオフします。サーバーの移動プロファイル パス \\domainserver\Rprofiles\%username% (例: \\10.50.209.130\Rprofiles\myuser) にローカル プロファイルが自動的に保存されます。
  5. ドメイン サーバーに戻り、ユーザー フォルダー (c:\Rprofiles) を開きます。新しいフォルダー (c:\Rprofiles\myuser) 内に多数のファイルが格納されていることを確認します。これらのファイルが移動プロファイルです。これらのファイルは、ログオフするときにクライアント上のユーザー フォルダーと自動的に同期されます。

2.1.14 ネットワーク経由の場合、.cab ファイルに無効なデジタル署名が含まれるために Visual Studio のインストールが失敗する

ファイルをダウンロードしてからアンインストールしたり、ファイルをネットワーク経由でインストールしたりすると、ネットワークの問題によってファイルが壊れることがあります。  この問題は、次に示すような %temp%\dd_install*.log 内のメッセージとして示されます。

[05/16/09,17:47:12] VC 10.0 Runtime (x86): MSI レコード結果詳細: エラー 1330。キャビネット ファイル e:\dev10dvd\wcu\vcruntimes\x86\vc_runtime_x86.cab のデジタル署名が無効なため、必要なファイルをインストールできません。  キャビネット ファイルが壊れている可能性があります。

[05/16/09,17:47:12] VC 10.0 Runtime (x86): MSI レコード結果詳細エラー コード: 1330)

[05/16/09,17:47:13] InstallReturnValue: GFN_MID Chained VC Runtime 2010 Beta1 x86、0x643

この問題を解決するには:

インストールに必要なファイルをローカルにダウンロードし、CRC を検証し、インストールを再起動します。

2.1.15 ネットブックなどで解像度が低すぎる場合、インストール画面が完全に表示されない

ネットブックなどで画面の解像度が低い場合には、Visual Studio のインストール時には、ダイアログ ボックスの下部にあるナビゲーション ボタンが表示されません。

この問題を解決するには:

表示解像度を確認して、必要最小限の解像度が使用されていることを確認します。

Windows XP でこの操作を行うには、次の手順を実行します。

Windows Vista または Windows 7 でこの操作を行うには、次の手順を実行します。

2.1.16 セットアップ中に一時ドライブを取り外すことができない

Visual Studio 2010 をインストールしているときに USB ドライブを取り外すと、一時ファイルがないために、ソースの指定を求められるか、またはインストールが失敗します。

この問題を解決するには:

Visual Studio をインストールする前に USB ドライブをすべて取り外すか、またはセットアップ中にこれらのドライブを取り外さないようにします。これは、一時ファイルが、空き領域が最も大きいドライブにコピーされて使用されるためです。

2.1.17 Visual Studio ISO は既存の NTFS ドライブのディレクトリとしてマウントできない

Visual Studio セットアップ メディア ISO を Windows ディスク管理で NTFS パスとしてマウントすると、宛先フォルダーへの書き込みアクセス許可がないことや、ディスクの空き容量が十分でないことがセットアップで報告される場合があります。

この問題を解決するには:

次のいずれかの方法で、Visual Studio セットアップ ISO リソースにアクセスできるようにします。

新しい仮想ドライブの場所からセットアップを再実行します。

2.1.18 Visual Studio のインストール時に、コンポーネントのインストールで "MSI Record result detail error code: 1935" (MSI レコード結果詳細エラー コード: 1935) というエラーが発生する

Visual Studio のインストール時に、コンポーネントのインストールでエラーが発生し、次の行がログに記録されることがあります。

...: MSI Record result detail error code: 1935 (MSI レコード結果詳細エラー コード: 1935)

この問題を解決するには:

エラー 1935 にはさまざまな原因がありますが、通常は、ファイルを上書きできないことが原因です。  他のアプリケーションがファイルを使用中であることが原因である場合は、再起動して、Visual Studio のインストールを再び開始すると、問題が解決します。

その他の一般的な原因には、マルウェアをチェックするために新しくコピーされたファイルをロックするウイルス対策ソフトウェアがあります。  インストールが完了するまではウイルス対策ソフトウェアによる保護を無効にしておくと、インストールを続行できます。

2.1.19 ドライブまたはフォルダーとしてマウントされた ISO イメージからの Visual Studio インストール時のエラー

ドライブまたはフォルダーとしてマウントされた ISO イメージからの Visual Studio のインストールが失敗し、さまざまなエラー メッセージが表示される場合があります。  次のようなエラーがあります。

この問題を解決するには:

これらの問題は、ISO イメージを DVD に書き込み、実際の DVD からセットアップを開始すると回避できる場合があります。

2.1.20 MSXML6 をインストールしていない場合は Visual Studio プロジェクトを作成できない

MSXML6 がインストールされていない場合は、初期プロファイルの選択ダイアログ ボックスが表示されないことがあり、プロジェクトの作成時に、次のようなエラー メッセージが表示されることがあります。

"プロジェクト ファイルに書き込み中にエラーが発生しました。クラスは登録されていません。"

この問題を解決するには:

  1. MSDN の http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?displaylang=ja&FamilyID=993c0bcf-3bcf-4009-be21-27e85e1857b1 から MSXML6 をインストールします。
  2. Visual Studio を再起動します。

2.1.21 Windows オートメーション API 3.0 を使用できないため、Windows XP x64 がサポートされない

Windows ペン サービスや Windows タッチ サービスなど、Windows オートメーション API を利用するアプリケーションでは、Windows オートメーション API Version 3.0 がインストールされていない場合に、Visual Studio IntelliSense のパフォーマンスが低下する可能性があります。Windows オートメーション API 3.0 は Windows XP x64 では使用できません。

この問題を解決するには:

Windows オートメーション API 3.0 をサポートするオペレーティング システムを使用してください。

2.1.22 Windows Phone Developer CTP に Visual Studio 2010 との互換性がない

Windows Phone Developer CTP には Visual Studio 2010 との互換性はありません。  Visual Studio 2010 RTM がインストールされているコンピューター、または以前にインストールされていたことがあるコンピューターでは、CTP バージョンの Windows Phone Developer を実行できません。

この問題を解決するには:

Windows Phone Developer CTP をアンインストールしてから、製品のベータ版または RTM バージョンをインストールします。

2.2 アンインストール

2.2.1 以前のバージョンの Visual Studio がインストールされているコンピューターの場合

2.2.1.1 複数の Visual Studio 2010 が同一のコンピューターにインストールされている場合は、そのいずれかをアンインストールすると、Office および SharePoint 開発環境が破損する

複数の Visual Studio 2010 が同一のコンピューターにインストールされている場合は、そのいずれかをアンインストールすると、Office および SharePoint 開発環境が破損します。

この問題を解決するには:

  1. [コントロール パネル] の [プログラムの追加と削除] をダブルクリックします。
  2. Visual Studio の残りのコピーのいずれかを右クリックし、[修復] をクリックします。  [修復] ダイアログ ボックスが開きます。
  3. セットアップをカスタマイズするためのオプション ボタンをクリックし、[次へ] をクリックします。
  4. セットアップのカスタマイズ画面で、任意のチェック ボックスをオンまたはオフにして、[次へ] をクリックします。
  5. セットアップが続行され、Office および SharePoint コンポーネントが再インストールされます。

2.2.1.2 Visual Studio 2010 のアンインストール方法

正式リリース バージョンの Visual Studio をインストールする前に、プレリリース バージョンの Visual Studio 2010 をすべて削除する必要があります。  正式リリース バージョンの Visual Studio 2010 をアンインストールすると、コア製品機能のみが削除され、Visual Studio と共にコンピューターに元からインストールされている他のサポート製品は残されます。

この問題を解決するには:

詳細な手順については、MSDN でアンインストールに関するドキュメント (http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=151208) を参照してください。

2.2.2 以前のバージョンの Visual Studio がインストールされていないコンピューターの場合

2.2.2.1 64 ビット コンピューターで Visual Studio Ultimate をアンインストールすると、別の製品で使用されている場合でも、TraceLogProfiler.dll がコンピューターから削除される

TraceLogProfiler.dll は、次の Visual Studio SKU と共にインストールされます。

いずれかの SKU をアンインストールすると、TraceLogProfiler.dll がコンピューターから削除され、その他の SKU で IntelliTrace および Test Impact のデータが収集されなくなります。

この問題を解決するには:

不足しているバイナリを元に戻すために、Test Elements または Test Agent SKU をアンインストールしてから再インストールします。

2.3 保守

2.3.1 Visual Studio 2010 のコンポーネントを追加または削除する方法

Visual Studio をアンインストールした後、既定でインストールされなかったコンポーネントを追加するには、以下の手順を実行します。

この問題を解決するには:

Windows XP 以前でオプション コンポーネントをインストールするには

Windows 7 または Windows Vista でオプション コンポーネントをインストールするには

2.3.2 Visual Studio の修復方法

Visual Studio の動作が不安定になった場合は、修復することによって既知の状態に戻します。

この問題を解決するには:

詳細な手順については、MSDN で「Visual Studio の修復」を参照してください。

2.3.3 [機能の追加または削除] に表示されない、不足している付随製品の再インストール

Visual Studio 2010 の最初のリリースでインストールされた、Visual Studio 2010 の機能に必要な製品をアンインストールした後で、このコンポーネントが、セットアップのカスタマイズ ツリーにも [機能の追加または削除] ツリーにも表示されていない場合があります。  このような場合に、このコンポーネントを元に戻す方法は次のとおりです。

この問題を解決するには:

  1. [機能の追加または削除] またはアンインストール プログラムを開きます。
  2. Microsoft Visual Studio 2010 プログラムを開きます。  
  3. [メンテナンス ページ] で、[機能の追加または削除] をクリックします。
  4. [オプション] ページで、不足している機能に関連する機能を見つけます。たとえば、Web 配置ツールが不足している場合は、Web 配置機能のオンとオフを再度切り替えます。
  5. [更新] をクリックします。  これにより、Web 配置ツールに付随する製品がインストールされていないことが確認され、インストールが試行されます。
  6. [完了] ページで [完了] をクリックします。

2.4 製品の問題

2.4.1 一般的な問題

2.4.1.1 Business Intelligence プロジェクトのサポート

Visual Studio 2010 では、SQL Server 2008 R2 またはそれ以前の Business Intelligence プロジェクトはサポートされません。Visual Studio 2010 では、Business Intelligence Development Studio で作成されたプロジェクトをアップグレードする場合、アップグレードが成功しません。SQL Server の将来のリリースに備えて、Visual Studio 2010 用の Business Intelligence Development Studio が現在検討されています。

この問題を解決するには:

この問題の回避策はありません。

2.4.1.2 "Visual Studio のパフォーマンスを改善してください" という通知

Windows ペン サービスや Windows タッチ サービスなど、Windows オートメーション API を利用するアプリケーションでは、Windows オートメーション API Version 3.0 がインストールされていない場合に、Visual Studio IntelliSense のパフォーマンスが大きく低下する可能性があります。Windows オートメーション API が使用されており、3.0 バージョンがインストールされていないことが検出されると、"Visual Studio のパフォーマンスを改善してください" という通知が表示されます。

この問題を解決するには:

1) 通知をクリックすると、外部 Web ブラウザーが開き、Windows オートメーション API を Version 3.0 に更新するためのダウンロードの詳細を含むページが開きます (KB971513 など)。

2) 更新プログラムをインストールできないユーザーは、次の方法でレジストリ キーを設定して、通知が表示されないようにすることができます。

           [HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\VisualStudio\10.0\General]

                   "UIAOverride"=dword:00000001

2.4.1.3 現在のユーザーとログインしているユーザーが異なる場合は、ヘルプ ライブラリ マネージャーがクラウドからコンテンツをダウンロードできない

ヘルプ ライブラリ マネージャー (HLM) では、BITS サービスを使用してコンテンツをダウンロードします。"別のユーザーとして実行" 機能を使用して HLM を起動した場合は、ログオンしているユーザー アカウントだけがサービスを利用できるため、BITS ではジョブをスケジュールできません。

この問題を解決するには:

コンテンツをダウンロードするときは、現在ログオンしているユーザー アカウントで HLM を実行します。

2.4.1.4 ヘルプ ライブラリ マネージャー - Visual Studio をアンインストールしてもヘルプ コンテンツがアンインストールされない

Visual Studio をアンインストールしても、ローカル ヘルプ コンテンツは削除されません。

この問題を解決するには:

Visual Studio を既にアンインストールした場合は、ローカル ヘルプ コンテンツ ディレクトリ内のファイルを手動で削除します。製品版のヘルプ コンテンツがインストールされる既定のパスは、%ALLUSERSPROFILE%\Microsoft\HelpLibrary です。Beta 2 のヘルプ コンテンツがインストールされる既定のパスは、%ALLUSERSPROFILE%\Microsoft\Help3 です。

2.4.1.5 オフラインのヘルプ ビューアーの検索ボタンおよびコード スニペット タブをクリックできない場合がある

Windows Server 2008 システムで、制限されたアクセス許可を使用して Internet Explorer を実行している場合は、オフラインのヘルプ ビューアーの [検索] ボタンおよびコード スニペット タブをクリックできないことがあります。

この問題を解決するには:

Internet Explorer の信頼済みサイトに 127.0.0.1 を追加できます。または、検索ボタンの問題については、Enter キーを押して検索を実行します。

2.4.1.6 コンテンツ ストアに UNC パスが指定されると、Windows XP 上で実行中のヘルプ ライブラリ マネージャーで正しくないエラー メッセージが表示される

ヘルプ ライブラリ マネージャー (HLM) を Windows XP で実行している場合に、ローカル コンテンツ ストアを UNC パス (\\ で始まるパス) に設定すると、紛らわしいエラー メッセージが表示されます。  HLM は、ローカル ストア ディレクトリが有効で書き込み可能な場所であることを確認するとき、UNC パスがシステム ディレクトリであると誤って報告します。これにより、HLM によって紛らわしいエラー メッセージが表示されます。

この問題を解決するには:

回避策はありません。

2.4.1.7 ヘルプ ライブラリ マネージャー - ローカル コンテンツ ストアのパスには "#" 文字を使用できない

ヘルプ ライブラリ マネージャーを初めて実行するときには、ローカル コンテンツを格納する場所を指定するよう求めるプロンプトが表示されます。このフォルダー パスでは # 文字を使用できません。パスにこの文字が含まれる場合は、ヘルプ ライブラリ エージェントがコンテンツを表示できません。

この問題を解決するには:

回避策はありません。

2.4.1.8 ヘルプ ライブラリ エージェント - "非表示" ウィンドウを閉じると、ヘルプ ライブラリ エージェントが動作を停止する

"ヘルプ ライブラリ エージェント非表示ウィンドウ" というタイトルのウィンドウが表示されることがあります。このウィンドウを閉じると、ヘルプ ライブラリ エージェントは応答を停止します。

この問題を解決するには:

タスク マネージャーを使用してエージェント プロセスを終了します。ショートカット、[ヘルプ] メニュー項目、または F1 キーを使用してヘルプを再び表示すると、エージェントは自動的に再起動します。

2.4.1.9 テンプレートを読み込むための 3 つのプロジェクトの場所が、Visual Studio 2008 設定ファイルが読み込まれたときに移行される

ユーザー データをリセットし、Visual Studio 2008 の設定ファイルをインポートすると、[オプション] ダイアログ ボックスの [プロジェクトおよびソリューション] ページに正しくない値が表示されます。

この問題を解決するには:

  1. [オプション] ダイアログ ボックスを開きます
  2. [プロジェクトおよびソリューション] ノードをクリックします。
  3. プロジェクトの場所、ユーザーのプロジェクト テンプレートの場所、およびユーザー項目テンプレートの場所を、手動で正しいパスに変更します。
  4. 必要に応じて、末尾にある余分な "1" を削除します。

2.4.1.10 アドインの実行に失敗し、エラー 80004002 (サポートされていないインターフェイス) が表示される

アドインで、<Assembly: ComVisible(True)> を <Assembly: ComVisible(False)> に変更すると、アドインの読み込みに失敗します。

この問題を解決するには:

アドインは COM インフラストラクチャの上位に構築されているため、これはサポートされていません。アドインはマネージ コードで記述されていますが、アセンブリの ComVisible 属性は true のままにする必要があります。

2.4.1.11 .NET Framework 4 よりも前のバージョンの .NET Framework を対象とするアドインでビルド時に警告が表示される

作成したアドインで、対象のフレームワークが .NET Framework 4 よりも前のバージョンに変更されると、ビルド時に警告が表示されます。  これは、.NET Framework 4 をサポートする参照が新たに追加されるために発生します。

この問題を解決するには:

アドイン プロジェクトから、次の参照を削除します。

2.4.1.12 Web プロジェクトまたは Web 項目のテンプレートを作成しても、[新しいプロジェクト] ダイアログ ボックスまたは [新しい項目] ダイアログ ボックスの Web ノードにテンプレートが配置されない

Web を対象とする VSIX プロジェクトまたは項目のテンプレートを作成する場合は、テンプレートを特定のディレクトリに配置しない限り、[新しいプロジェクト] ダイアログ ボックスにも [新しい項目] ダイアログ ボックスにもテンプレートが正確に表示されません。  VSIX 内のディレクトリ構造が正しくない場合は、テンプレートが、CSharp または VB のルートに表示される場合があります。

この問題を解決するには:

  1. テンプレート圧縮ファイルを、VSIX ファイルのルートに対する相対パス ...\Template\CSharp\Web\ または ...\Template\VB\Web\ の下に配置します。
  2. source.extension.vsixmanifest ファイルで、圧縮ファイルを指している参照を追加します。

2.4.1.13 Createpkgdef を使用して登録属性から .pkgdef ファイルを生成できない

属性を使用するには、プロジェクトに SolutionPersistenceRegistrationAttribute コードを追加する必要があります。

この問題を解決するには:

.pkgdef ファイルの自動生成時にコード内で SolutionPersistenceRegistrationAttribute クラスを使用している場合は、Visual Studio SDK のインストールの MPF ソースにコードを追加する必要があります。ソースは Visual Studio SDK インストール フォルダー ..\VisualStudioIntegration\Common\Source\CSharp\RegistrationAttributes\SolutionPersistenceRegistrationAttribute.cs にあります。

2.4.1.14 HyperV のロールをインストールした Windows Server 2008 および Windows Server 2008 R2 での Visual Studio 2010 の実行中にパフォーマンスが低下する場合がある

Visual Studio は仮想環境での実行中に、ハードウェア アクセラレータ レンダリングからソフトウェア レンダリングに切り替わります。  HyperV のロールをインストールすると、Visual Studio が適切なレンダリング設定を検出できなくなります。

この問題を解決するには:

ハードウェア アクセラレータ レンダリングを手動で有効にするには:

  1. [オプション] ダイアログ ボックスを開きます。
  2. [全般] ページの [環境] の下の [視覚的効果] で、[クライアントのパフォーマンスに基づいて視覚的効果を自動的に調整する] をオフにします。
  3. [可能な場合はハードウェアのグラフィックス アクセラレータを使用する] をクリックします。
  4. [OK] をクリックします。

2.4.1.15 Visual Studio SDK: Visual Studio プロジェクト テンプレートまたは項目テンプレートにその他のファイルを含めることができない

Visual Studio プロジェクト テンプレート プロジェクトまたは項目テンプレート プロジェクトに追加されたその他のファイルが、プロジェクトのビルドで生成される圧縮ファイルに含まれません。

この問題を解決するには:

プロジェクトに含まれる各ファイルで、BuildAction を "ZipItem" に設定します。これにより、必要なすべてのファイルを含むカスタム圧縮ファイルが bin ディレクトリに生成されます。

2.4.1.16 Visual C++ Visual Studio アドイン プロジェクトの変換時に、"エラー C2871: '機能拡張': この名前を指定された名前空間は存在しません" というビルド エラーが発生する

VC++ アドイン プロジェクトを Visual Studio 2010 に変換すると、変換されたプロジェクトのビルドで次のエラーが発生する場合があります。

エラー C2871: '機能拡張': この名前を指定された名前空間は存在しません

このビルド エラーは、変換後に %ProgramFiles(x86)%\Common Files\microsoft shared\MSEnv\PublicAssemblies\extensibility.dll の共有アセンブリへの参照が見つからないことによって発生します。

この問題を解決するには:

  1. アドイン プロジェクトを右クリックし、[参照] をクリックします。
  2. ダイアログ ボックスの [参照] セクションで、[新しい参照の追加] をクリックします。
  3. [参照の追加] ダイアログ ボックスの [参照] タブをクリックします。 
  4. %ProgramFiles%\Common Files\Microsoft Shared\MSEnv\PublicAssemblies\ に移動し、extensibility.dll を選択して [OK] をクリックします。プロジェクトを再度ビルドします。

2.4.1.17 拡張機能マネージャーのライセンス条項ダイアログ ボックスに余分な空白が表示される

拡張機能マネージャーのライセンス条項ダイアログ ボックスに表示されるライセンス テキストに余分な空白が含まれている場合があります。  このダイアログ ボックスでは、復帰および改行の各文字が新しい行として表示されます。そのため、表示されるライセンス条項に余分な空白行が生成されます。

この問題を解決するには:

これらの書式設定の問題は空白を調整すると修正できます。  これを行うには、Visual Studio エディターで以下の手順を実行します。

  1. テキスト エディターでファイルを開きます。
  2. [編集]、[検索と置換]、[クイック置換] の順にクリックします。
  3. [検索] オプション、[使用]、[正規表現] の順にクリックします。
  4. 検索する文字列: \xD\xA
  5. 置換後の文字列: \xD
  6. [すべて置換] をクリックします。

2.4.1.18 Visual Studio SDK で作成された WPF ツールボックス コントロールのプロジェクト名に空白が含まれていると、Visual Studio がハングすることがある

Visual Studio SDK で WPF ツールボックス コントロールを作成する場合、プロジェクト名に空白を使用すると、生成されるアセンブリのファイル名にも空白が含められます。 

このために、WPF デザイナーとツールボックスでのコントロールが不安定になる場合があります。

この問題を解決するには:

  1. ソリューション エクスプローラーで、プロジェクトを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
  2. [アセンブリ名] フィールドで、空白文字をすべて削除します。
  3. 再度ビルドします。

2.4.1.19 Isolated Shell の [新しいファイル] ダイアログ ボックスを SDK テンプレートから実行すると、正しくない項目が含まれる

既定では、[ファイル] メニューの [新規作成] で表示される [ファイル] ダイアログ ボックスは、Visual Studio インストールと同じディレクトリを検索するように構成されています。Isolated Shell アプリケーションでは、このダイアログ ボックスが別のフォルダーを検索するように構成できます。

この問題を解決するには:

  1. Isolated Shell ソリューションで、スタートアップ プロジェクトの Shell Customization プロジェクト フォルダーの下の <SolutionName>.Application.pkgdef ファイルを見つけて開きます。
  2. このファイルに以下のテキストを追加し、<NewDirectory> を、アプリケーションの保護されているインストール場所のサブディレクトリ名に書き換えます。

[$RootKey$\Projects\{A2FE74E1-B743-11d0-AE1A-00A0C90FFFC3}\AddItemTemplates\TemplateDirs\{DA9FB551-C724-11d0-AE1F-00A0C90FFFC3}\/1]

"TemplatesDir"="<NewDirectory>"

[$RootKey$\Projects\{2150E333-8FDC-42A3-9474-1A3956D46DE8}\AddItemTemplates\TemplateDirs\{DA9FB551-C724-11d0-AE1F-00A0C90FFFC3}\/1]

"TemplatesDir"="<NewDirectory>"

2.4.1.20 VSIX プロジェクトでプロジェクト間参照が無視される

VSIX プロジェクトの "コンテンツの追加" 機能を使用してソリューション内のプロジェクトを追加すると、参照されているプロジェクトが、生成される VSIX に含まれません。  VSIX プロジェクトには、プロジェクト参照の固有のセットからのコンテンツとファイルのみが含まれます。

この問題を解決するには:

プロジェクト間参照がない場合:

  1. VSIX プロジェクトを右クリックし、[参照の追加] をクリックします。
  2. 生成された VSIX に含まれる不足しているプロジェクトまたはファイルへの参照を追加します。

2.4.1.21 ヘルプ ライブラリ マネージャー - Visual Studio セットアップの最後に表示される [ドキュメントのインストール] をクリックしても、何も行われないように見える

[ドキュメントのインストール] ボタンをクリックすると、ヘルプ ライブラリ マネージャーが実行されます。このアプリケーションを使用してローカル ヘルプをインストールできます。  ヘルプ ライブラリ マネージャーでは最初に、ローカル コンテンツの場所を設定するよう求められます。このダイアログ ボックスが、Visual Studio セットアップ ウィンドウの前面に表示されない場合があります。

この問題を解決するには:

Visual Studio のインストールを完了して、セットアップ ウィンドウを閉じるか、最小化します。

2.4.1.22 devenv /useenv を使用すると、Visual Studio 2008 VC++ のディレクトリを Visual Studio 2010 に移行できない

devenv /useenv を Visual Studio 2010 で使用すると、Visual Studio 2008 の VC++ ディレクトリの設定を .vssettings ファイルから移行できません。

この問題を解決するには:

Visual Studio 2008 の設定を移行する場合は、"devenv /useenv" ではなく、"devenv" を使用して Visual Studio 2010 を実行します。

  1. devenv を実行します。
  2. Visual Studio 2008 VC++ のディレクトリを付属する .vssettings ファイルから移行します。
  3. devenv を閉じます。

2.4.1.23 Visual C++ プロジェクトの "継承プロジェクト プロパティ シート" プロパティが削除される

Visual C++ プロジェクトの "継承プロジェクト プロパティ シート" プロパティが削除されます。

この問題を解決するには:

プロパティ マネージャーを使用して、プロジェクトのプロパティ シートの追加および削除を行います。プロパティ マネージャーを表示するには、IDE で [表示] メニューの [プロパティ マネージャー] をクリックします。

2.4.1.24 Visual C++ プロジェクトのマネージ インクリメンタル ビルドがサポートされない

Visual C++ マネージ プロジェクトのマネージ インクリメンタル ビルドは、Visual Studio 2010 ではサポートされていません。

この問題を解決するには:

この問題の回避策はありません。

2.4.1.25 C++ プロジェクトの Win32 プラットフォームから新しい x64 プラットフォームを作成するときに、TargetEnvironment プロパティが正しくコピーされない

C++ プロジェクトの Win32 プラットフォームから新しい x64 プラットフォームを作成するときは、TargetEnvironment プロパティが正しくコピーされません。このために、リンク エラーが発生することがあります。

この問題を解決するには:

  1. プロジェクトを右クリックします。
  2. プロジェクトのプロパティ ページを開きます。
  3. [リンク] をクリックし、[詳細設定] をクリックします。
  4. [ターゲット マシン] プロパティを "Machine X64 (/MACHINE:X64)" に変更します。

2.4.1.26 C++ インクルード パス (VC++ ディレクトリ) が異なる順序でインポートされるために、ビルド ブレークが生じることがある

ネイティブ C++ インクルード パスを Visual Studio 2008 からインポートする場合、ユーザー パスは強制的に SDK パスよりも前に処理されます。そのため、ヘッダー ファイル名が重複している場合は、アプリケーションをビルドできません。

この問題を解決するには:

  1. [表示] メニューの [プロパティ マネージャー] をクリックして、プロパティ マネージャーを開きます。
  2. プロジェクト ノードを展開し、構成 | プラットフォーム ノードを展開します。各構成 | プラットフォームごとに "Microsoft.cpp.<Platform>.users" ファイルがあります。これらはグローバル設定用のファイルであり、以前の [ツール]、[オプション]、[VC++ ディレクトリ] での指定に似ています。
  3. "Microsoft.cpp.<Platform>.users" ファイルをすべて選択し、右クリックしてプロパティ ページ ウィンドウを開きます。
  4. プロパティ ページ ウィンドウの左ペインで [VC++ ディレクトリ] をクリックし、[インクルード ディレクトリ] のプロパティ グリッドで、$(IncludePath) の後に新しいパスを、セミコロンで区切って追加します。
  5. [インクルード ディレクトリ] のドロップダウンをクリックし、[編集] をクリックします。表示されるダイアログ ボックスで、上部ウィンドウの矢印を使用してディレクトリを再構成します。

2.4.1.27 IDE からソース管理にチェックインした C++ Windows フォームの名前を変更すると、エラーが報告される

IDE からソース管理にチェックインした C++ Windows フォームの名前を変更すると、エラーが報告されます。

この問題を解決するには:

  1. ソース管理から Windows フォームをチェックアウトします。
  2. 名前を変更してからチェックインします。

2.4.1.28 DTE.Commands.AddCommandBar() がコマンド バー間で保持されない

DTE.Commands.AddCommandBar() を使用したコマンド バーの追加は、コマンド バー間で保持されません。  したがって、Visual Studio の再起動後に、コマンド バーが使用可能になりません。

この問題を解決するには:

コマンド バーをトップレベル メニュー (たとえば、ツール バーとコンテキスト メニュー) に追加する場合は、DTE.CommandBars.Add() を代替手段として使用します。  一方、コマンド バーをメニューに追加する場合は、次の処理を行う必要があります。

  1. 起動時にアドインが読み込まれていることを確認します。  この設定は [ツール] の [アドイン マネージャー] で構成できます。
  2. アドインが読み込まれた後で、DTE コマンド バー インスタンスを取得し、DTE.CommandBar の Controls プロパティにある Add() メソッドを使用してコントロールを追加できます。

2.4.1.29 2 つのプロパティ値を変更すると、エラーが発生する

プロパティ ページを起動し、プロパティ ページで 2 つのプロパティを変更し、[OK] をクリックします。これにより、"オブジェクト参照がオブジェクトのインスタンスに設定されていません" というエラーが表示されます。

この問題を解決するには:

最初に [適用] をクリックして設定を永続化してから、[OK] をクリックしてダイアログ ボックスを閉じます。

2.4.1.30 x64 プラットフォームを Visual C++ プロジェクトに追加した後に、プロパティ マネージャーで Microsoft.Cpp.x64.user プロパティ シートが欠落している

構成マネージャーで Win32 から設定をコピーして、新しいプロジェクトとソリューション プラットフォーム x64 を追加します。プロパティ マネージャーで Debug | x64 または Release | x64 ノードを展開し、子プロパティ シートを調べると、対応する x64 プロパティ シートがありません。

この問題を解決するには:

  1. ソリューションを保存します。
  2. 再びソリューションを開きます。
  3. 目的のプロパティ シートが表示されます。

2.4.1.31 引用されたコマンド ラインがカスタム規則ファイルで不適切に変換される

カスタム ビルド規則に "%systemroot%\system32\cmd.exe" /k echo >"$(IntDir)\sample.txt" というコマンド ラインがある場合は、変換によって引用符が不適切にエスケープされます。これにより、変換後のコマンド ラインが "%systemroot%\system32\cmd.exe" /k echo >"$(IntDir)\sample.txt のようになります。

この問題を解決するには:

  1. 規則に対応する .targets ファイルをテキスト エディターで開きます。
  2. <Commandline> 属性を修正して、不足している引用符を反映します。
  3. 保存します。

2.4.1.32 構成の種類: メイクファイル (2010 RC) に対して [ソリューションのクリーン] が動作しない

nmake ソリューションに対して [ソリューションのクリーン] を実行すると、次のエラーが報告されます。

1>------ クリーン開始: プロジェクト: makefiletest, 構成: Debug Win32 ------

1>  'nmake' は、内部コマンドまたは外部コマンド、

1>  操作可能なプログラムまたはバッチ ファイルとして認識されていません。

1>C:\Program Files (x86)\MSBuild\Microsoft.Cpp\v4.0\Microsoft.MakeFile.Targets(33,5): エラー MSB3073: コマンド "nmake /?" はコード 9009 で終了しました。

============== クリーン: 0 正常終了、1 失敗、0 スキップ ==========

この問題を解決するには:

  1. Visual Studio のコマンド プロンプト ウィンドウを開きます。>
  2. devenv /useenv を使用して IDE を開きます。
  3. これで、[ソリューションのクリーン] が動作するようになります。

または

バッチ ファイルをクリーン コマンドに渡します。  バッチ ファイルで、nmake ツールとその他のビルド環境への PATH を設定します。

2.4.1.33 ">File.OpenFile" または ">of" を使用しても、特定のファイル名拡張子のファイル名がオートコンプリートされない

コマンド ウィンドウまたは標準ツール バーの [検索コンボ ボックス] を使用し、">File.OpenFile <filename>" または ">of <filename>" を使用してファイルを開いた場合、特定のファイル名拡張子のオートコンプリート結果が表示されません。  影響を受ける 2 つの既知のファイル名拡張子は、.xaml ファイルと .svc ファイルです。

この問題を解決するには:

オプション 1: ファイルの完全名 (">of MainWindow.xaml" など) を入力します。

オプション 2: 開くファイルが含まれるプロジェクト内の任意のファイルを開きます。  そのプロジェクト内のいずれかのファイルがタブ ウェルに存在する場合は、そのプロジェクト内のすべてのファイルについてオートコンプリートが動作します。

2.4.1.34 [既存のコードから新しいプロジェクトを作成] を使用してスタティック ライブラリ プロジェクトを作成すると、例外が発生する

次の手順を実行すると、次のエラーが報告されます。  "エラー メッセージ: オブジェクト参照がオブジェクト インスタンス NullReferenceException に設定されていません"

  1. いくつかの .cpp ファイルが格納されたフォルダーを作成します。
  2. Visual Studio でそのフォルダーから [ファイル] -> [新規作成] -> [既存のコードからプロジェクトを作成] を実行し、[C++] を選択してフォルダーを参照し、プロジェクトに名前を付けて [次へ] をクリックします。
  3. スタティック ライブラリ プロジェクトの種類を選択し、[完了] をクリックします。

この問題を解決するには:

  1. スタティック ライブラリ プロジェクトの種類の代わりに別のプロジェクトの種類を選択し、[完了] をクリックします。
  2. プロジェクトを作成した後に、プロジェクトのプロパティを変更してプロジェクトの種類を変更します。

2.4.1.35 プロパティ シートを Visual Studio 2008 から Visual Studio 2010 に移行すると、OutputFile プロパティのアップグレードに失敗する

移行を実行する場合に、リンカー ツールとライブラリアン ツールの両方のプロパティを変更するプロパティ シートがあるときは、変換によって、リンカーのプロパティのみまたはライブラリアンのプロパティのみが変換されます。もう一方のツールのプロパティは既定値のままになります。

この問題を解決するには:

  1. Visual Studio 2010 でプロパティ シートを開きます。
  2. ライブラリアンまたはリンカーのプロパティを手動で変更します。

2.4.1.36 IntelliSense エラー (#error ディレクティブ: _AFXDLL で c:\program files\microsoft visual studio 10.0\vc\atlmfc\include\afxver_.h をビルドするには /MD スイッチを使用してください) が既定の自動生成される MFC プロジェクトに表示される

既定のテンプレートを使用して MFC アプリケーションを作成し、生成された .cpp ファイルのいずれかを開きます。エラー一覧ウィンドウを開くと、自動生成されたファイルで IntelliSense エラーが発生しています。次の IntelliSense エラーが報告されています。

"#error ディレクティブ: Please use the /MD switch for _AFXDLL builds c:\program files\microsoft visual studio 10.0\vc\atlmfc\include\afxver_.h (_AFXDLL で c:\program files\microsoft visual studio 10.0\vc\atlmfc\include\afxver_.h をビルドするには /MD スイッチを使用してください)"

この問題を解決するには:

  1. Visual Studio 2010 でプロジェクトを開きます。
  2. プロジェクトを右クリックします。
  3. [構成プロパティ]、[C/C++]、[コード生成] の順に移動します。[ランタイム ライブラリ] をダブルクリックし、[マルチスレッド デバッグ DLL (/MDd)] に設定します。この値が既に設定されているように見える場合は、もう一度選択して確認します (太字で表示されます)。
  4. [OK] をクリックします。

2.4.1.37 MS Word および MS Excel アプリケーションの fwlink で、ユーザーがローカライズされたページにリダイレクトされない

ユーザーは、MS Word および MS Excel アプリケーションにある fwlink をクリックしたときに、ローカライズされたサイトではなく、英語版のページにリダイレクトされます。

この問題を解決するには:

ユーザーは、ターゲット ページで言語設定を手動で変更して、ローカライズされたページを正しく表示する必要があります。

2.4.1.38  ヘルプ ライブラリ マネージャー: ヘルプ コンテンツの目次が二重になる

Beta 2 ヘルプ コンテンツをカスタム パス (既定のパス以外) にインストールし、それをアンインストールせずに製品版ヘルプ コンテンツを同じカスタム パスにインストールした場合、目次が二重になります。Visual Studio 2010 Beta 2 をアンインストールしても、Beta 2 ヘルプ コンテンツは削除されません。

この問題を解決するには:

Beta 2 ヘルプ コンテンツを手動で削除してから、製品版ヘルプ コンテンツを再インストールします。Beta 2 のヘルプ コンテンツがインストールされる既定のパスは、%ALLUSERSPROFILE%\Microsoft\Help3 です。

2.4.1.39 再頒布可能な Language Pack の場所が不適切であるため、ClickOnce の発行が失敗する

[必須コンポーネント] ダイアログ ボックスの [アプリケーションと同じ場所から必須コンポーネントをダウンロードする] オプションが選択されていて、必須コンポーネントとして次のコンポーネントが選択されている場合、Visual Studio 2010 の簡体字中国語バージョンまたは繁体字中国語バージョンを使用してアプリケーションを発行しようとすると、ビルド エラーが表示される可能性があります。

  1. Microsoft .NET Framework 4 (x86 および x64)
  2. Microsoft .NET Framework 4 Client Profile (x86 および x64)
  3. Microsoft Visual F# Runtime for .NET 2.0
  4. Microsoft Visual F# Runtime for .NET 4.0

Microsoft .NET Framework 4 Client Profile (x86 および x64) について生じる可能性のあるビルド エラーを次に示します。

"MSB3152: 必須コンポーネントのインストール場所が、'コンポーネントの開発元の Web サイト' に設定されていません。項目 'Microsoft .NET Framework 4 Client Profile (x86 および x64)' のファイル 'DotNetFX40Client\dotNetFx40LP_Client_x86_x64cs.exe' がディスクに見つかりません。詳細については、ヘルプを参照してください。"

この問題を回避するには:

    簡体字中国語の問題を回避するには、次の手順に従います。

  1. %ProgramFiles%\Microsoft SDKs\Windows\v7.0A\Bootstrapper\Packages\DotNetFX40Client フォルダーに移動します。x64 OS では、このパスが %ProgramFiles(x86)% 以下になります。
  2. zh-Hans フォルダーを zh-chs という新しいフォルダーにコピーします。
  3. zh-chs フォルダーに移動します。
  4. 管理者モードで Package.xml を開きます。
  5. "Culture" の値を次のように zh-chs に変更します。
  6. <String Name="Culture">zh-chs</String>

    繁体字中国語の問題を回避するには、次の手順に従います。

  1. %ProgramFiles%\Microsoft SDKs\Windows\v7.0A\Bootstrapper\Packages\DotNetFX40Client フォルダーに移動します。x64 OS では、このパスが %ProgramFiles(x86)% 以下になります。
  2. zh-Hant フォルダーを zh-cht という新しいフォルダーにコピーします。
  3. zh-cht フォルダーに移動します。
  4. 管理者モードで Package.xml を開きます。
  5. "Culture" の値を次のように zh-cht に変更します。
  6. <String Name="Culture">zh-cht</String>

2.4.1.40 ClickOnce アプリケーションによって、正しくない再頒布可能 Language Pack がインストールされる

[必須コンポーネント] ダイアログ ボックスの [必須コンポーネントをコンポーネントの開発元の Web サイトからダウンロードする] オプションが選択されていて、必須コンポーネントとして次のいずれかのコンポーネントが選択されている場合、Visual Studio 2010 の簡体字中国語バージョンまたは繁体字中国語バージョンを使用してアプリケーションを発行しようとすると、簡体字中国語または繁体字中国語用の Language Pack をインストールできない可能性があります。

  1. Microsoft .NET Framework 4 (x86 および x64)
  2. Microsoft .NET Framework 4 Client Profile (x86 および x64)
  3. Microsoft Visual F# Runtime for .NET 2.0
  4. Microsoft Visual F# Runtime for .NET 4.0

この問題を回避するには:

    簡体字中国語の問題を回避するには、次の手順に従います。

  1. %ProgramFiles%\Microsoft SDKs\Windows\v7.0A\Bootstrapper\Packages\DotNetFX40Client フォルダーに移動します。x64 OS では、このパスが %ProgramFiles(x86)% 以下になります。
  2. zh-Hans フォルダーを zh-chs という新しいフォルダーにコピーします。
  3. zh-chs フォルダーに移動します。
  4. 管理者モードで Package.xml を開きます。
  5. "Culture" の値を次のように zh-chs に変更します。
  6. <String Name="Culture">zh-chs</String>

    繁体字中国語の問題を回避するには、次の手順に従います。

  1. %ProgramFiles%\Microsoft SDKs\Windows\v7.0A\Bootstrapper\Packages\DotNetFX40Client フォルダーに移動します。x64 OS では、このパスが %ProgramFiles(x86)% 以下になります。
  2. zh-Hant フォルダーを zh-cht という新しいフォルダーにコピーします。
  3. zh-cht フォルダーに移動します。
  4. 管理者モードで Package.xml を開きます。
  5. "Culture" の値を次のように zh-cht に変更します。
  6. <String Name="Culture">zh-cht</String>

2.4.1.41 .NET Framework 4 の修復中にエラーが発生する

.NET Framework 4 の修復後に失敗が通知される場合で、複数の .NET Framework 4 Language Pack がインストールされている場合は、失敗を無視できます。.NET Framework 4 は適切に修復されます。

それでも .NET Framework が正常に動作しない場合は、次の手順を実行します。

  1. コントロール パネルの [プログラムと機能] を開きます。
  2. .NET Framework 4 Extended をアンインストールします。
  3. .NET Framework 4 Client Profile をアンインストールします。
  4. http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=9cfb2d51-5ff4-4491-b0e5-b386f32c0992&displaylang=ja から .NET Framework 4 を再インストールします。
  5. http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=6fd7e428-0aa8-40e3-a48d-0df2d76e24a8&displaylang=ja から .NET Framework 4 Language Pack を再インストールします。

2.4.1.42 .NET Framework 4 Language Pack の修復またはアンインストール中にエラーが発生する

.NET Framework 4 Language Pack の修復またはアンインストール中に失敗が通知される場合で、複数の .NET Framework 4 Language Pack がインストールされている場合は、ソース パッケージから修復またはアンインストールを開始することが必要になる場合があります。

この問題を解決するには:

  1. http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=6fd7e428-0aa8-40e3-a48d-0df2d76e24a8&displaylang=ja から選択した言語の .NET Framework 4 Language Pack セットアップを起動します。
  2. 修復またはアンインストールを選択します。

2.4.2 コード エディター

2.4.2.1 Visual Studio の旧バージョンからのアップグレードを実行していて、ReSharper を使用しているユーザーに対して、IntelliSense が有効にならない

JetBrains ReSharper を Visual Studio 2008 もしくは以前のバージョンと共に使用しているユーザーは、Visual Studio 2010 にアップグレードして設定を移行した後で、IntelliSense を使用できないことがあります。  ReSharper を使用している場合は、既定の Visual Studio IntelliSense が無効になり、代わりに ReSharper IntelliSense が使用されます。また、ユーザーの .vssettings ファイルに、Visual Studio IntelliSense が有効になっていないことが記録されます。  Visual Studio 2010 がインストールされると、ユーザーの設定ファイルが、旧バージョンの Visual Studio から自動的に移行されます。これには、IntelliSense を無効にする設定も含まれます。

この問題を解決するには:

この問題には、次の 2 つの解決方法があります。

  1. Visual Studio 2010 と互換性のある ReSharper のビルドをインストールします。
  2. Visual Studio 2010 で IntelliSense を再び有効にします。有効にするには、[ツール]、[オプション]、[テキスト エディター]、[言語]、[全般] の順に移動し、[自動メンバー表示] を選択します。  C# ユーザーは、[ツール]、[オプション]、[テキスト エディター]、[C#]、[IntelliSense] に移動し、これらのオプションをリセットすることが必要な場合もあります。

2.4.2.2 Visual Studio 2008 からインポートされたユーザー キーワードの色設定は Visual Studio 2010 の Visual C++ エディターに反映されない

Visual Studio 2008 からインポートされたユーザー キーワードの色設定は、Visual Studio 2010 の Visual C++ エディターに反映されません。

この問題を解決するには:

この問題の回避策はありません。

2.4.2.3 Visual C++ エディターでデバッグ中に、IntelliSense ライブ エラー レポートとクイック ツールヒントが動作しない

IntelliSense ライブ エラー レポート (波線の下線) とクイック ツールヒント (コード上にポインターを移動したときに表示される情報) は、デバッグ中に C++ に対して使用できません。  デバッグ中は、ツールヒントの UI が式エバリュエーターによって使用されます。

この問題を解決するには:

この問題の回避策はありません。現在、デバッグ中のライブ エラー レポートとツールヒント情報は、C++ に対してサポートされていません。

2.4.2.4 C++/CLI では IntelliSense が完全にはサポートされない

Visual Studio 2010 では、C++/CLI コードに対して IntelliSense のサブセットを使用できません。このサブセットには次の機能が含まれます。

ただし、コード参照機能 (ClassView、GotoDef、すべての参照の検索、移動など) はすべて、C++/CLI に対して使用できます。

この問題を解決するには:

この問題の回避策はありません。

2.4.2.5 一部のリアルタイム ウイルス対策ソフトウェアによって、Visual C++ IDE のパフォーマンスが低下することがある

リアルタイム ウイルス対策ソフトウェアが、Visual C++ IDE に必要なディスク I/O に干渉することがあります。 この I/O には、コンパイルやリンク、または IDE 機能で使用されるデータベースの更新に関するものも含まれます。  通常は 15 ~ 30%、パフォーマンスが低下します。

この問題を解決するには:

ウイルス スキャンからソース ディレクトリを除外します。  これにより、IDE で変更されるファイルが、ウイルス対策ソフトウェアによってロックされなくなります。

または、ウイルス スキャンからファイルの種類 SDF を選択して除外できます。  Visual Studio 2010 で Visual C++ IDE は、SQL Server Compact データベースを使用して IDE コード参照機能を提供します。  作成されるデータベース ファイルのファイル名拡張子は .sdf です。  このようなファイルをスキャンから除外すると、IDE がファイルにアクセスするときに、それらのファイルがウイルス対策ソフトウェアによってロックされなくなります。

2.4.2.6 DBCS 文字を使用して .css ファイルを編集すると、VS パーサーがクラッシュする

.css ファイルのコメントを編集するときに、DBCS 文字を挿入すると、VS パーサーがクラッシュすることがあります。既にコメントが含まれているファイルは、先頭の /* 文字を削除して、構文の強調表示を更新するためにコメントをパーサーに公開すると、クラッシュすることがあります。既に DBCS 文字が含まれている .css ファイルを開いたときにも問題が発生することがあります。

この問題を解決するには:

複数行にわたる新しいコメントを作成する場合は、各行を /* */ で囲みます。

DBCS 文字を含む .css ファイルで既存のコメントを編集する場合は、先頭の /* 文字を削除しないようにします。

2.4.3 言語

既知の問題はありません。

2.4.4 Visual Studio Tools for Office

2.4.4.1 Visual Studio 2010 リリース バージョンで Visual Studio 2010 Beta 2 VSTO プロジェクトを開くとビルドされない

Visual Studio 2010 Beta 2 で作成され、.NET Compact Framework Version 4 をターゲットとする Office プロジェクトは、Visual Studio 2010 リリース バージョンでコンパイルされません。

この問題を解決するには:

Visual Studio 2010 リリース バージョンでプロジェクトをコンパイルするには、分離コード ファイルを再生成する必要があります。これには、2 つの方法があります。

オプション 1:

  1. Visual Studio 2010 でプロジェクトを開いていないことを確認します。
  2. プロジェクトから *.Designer.cs または *.Designer.vb ファイルをすべて削除します。たとえば、Visual C# アドイン プロジェクトでは、ThisAddIn.Designer.cs ファイルを削除します。
  3. Visual Studio 2010 でプロジェクトを開きます。プロジェクトを開くと、Visual Studio によって自動的に、コンパイルするコードを使用して、削除されたファイルが再生成されます。

オプション 2:

  1. Visual Studio 2010 でプロジェクトを開きます。
  2. プロジェクトの .NET Framework ターゲットを .NET Framework 3.5 に変更します。
  3. .NET Framework ターゲットを .NET Framework 4 または .NET Framework 4 Client Profile に戻します。プロジェクトを再ターゲットした後で、Visual Studio によって自動的に、コンパイルするコードを使用して、削除されたファイルが再生成されます。

2.4.5 SharePoint 開発

2.4.5.1 BDC モデルを SharePoint Foundation 2010 に配置すると、エラーが発生する

Visual Studio 2010 で作成した BDC モデルを SharePoint Foundation 2010 に配置しようとすると、次のエラー メッセージが表示されます。

エラー 1 機能 "SharePointProject4_Feature2" (ID: 90146a35-91c1-4d4d-ac01-8cd24614b540) のレシーバー アセンブリ "Microsoft.Office.SharePoint.ClientExtensions, Version=14.0.0.0, Culture=neutral, PublicKeyToken=71e9bce111e9429c" を読み込むことができませんでした。: System.IO.FileNotFoundException: ファイルまたはアセンブリ 'Microsoft.Office.SharePoint.ClientExtensions, Version=14.0.0.0, Culture=neutral, PublicKeyToken=71e9bce111e9429c'、またはその依存関係の 1 つが読み込めませんでした。指定されたファイルが見つかりません。ファイル名: 'Microsoft.Office.SharePoint.ClientExtensions, Version=14.0.0.0, Culture=neutral, PublicKeyToken=71e9bce111e9429c'
   場所 System.Reflection.Assembly._nLoad(AssemblyName fileName, String codeBase, Evidence assemblySecurity, Assembly locationHint, StackCrawlMark& stackMark, Boolean throwOnFileNotFound, Boolean forIntrospection)
   場所 System.Reflection.Assembly.InternalLoad(AssemblyName assemblyRef, Evidence assemblySecurity, StackCrawlMark& stackMark, Boolean forIntrospection)
   場所 System.Reflection.Assembly.InternalLoad(String assemblyString, Evidence assemblySecurity, StackCrawlMark& stackMark, Boolean forIntrospection)
   場所 System.Reflection.Assembly.Load(String assemblyString)
   場所 Microsoft.SharePoint.Administration.SPFeatureDefinition.get_ReceiverObject()

この問題を解決するには:

次のいずれかの処理を実行します。

2.4.5.2 SharePoint プロジェクトのチーム ビルドのサポート

SharePoint およびカスタム ビルドのターゲットとタスクへの依存関係により、TFS/チーム ビルドの独自の機能では、SharePoint プロジェクトのチーム ビルドがサポートされません。

この問題を解決するには:

TFS/チーム ビルド コンピューターで SharePoint プロジェクトのビルドとパッケージングを手動で有効にする方法の詳細な手順説明については、MSDN の記事 http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=165499 を参照してください。

2.4.5.3 2 つ目のサイト定義を使用して SharePoint サイトを作成すると、エラーが発生する

2 つのサイト定義が含まれる SharePoint ソリューションがあり、1 つ目のサイト定義を使用してサイトを作成した場合に、2 つ目のサイト定義に基づいてサイトを作成しようとすると、次のエラーが表示されます。

"エラー 選択したテンプレートは正しくないか、または見つかりません。
FAILED hr detected (hr = 0x81071e44)"

この問題を解決するには:

Visual Studio を閉じて再起動するか、タスク マネージャーを使用して vssphost.exe プロセスを終了します。

2.4.5.4 アプリケーション ページ項目および可視 Web パーツ項目のインライン デバッグが機能しない

アプリケーション ページまたは可視 Web パーツの XML マークアップに設定されたブレークポイントで実行が停止しません。

この問題を解決するには:

  1. [デバッグ] メニューの [オプションと設定] をクリックします。
  2. [オプション] ダイアログ ボックスで、[全般] をクリックし、[元のバージョンと完全に一致するソース ファイルを必要とする] をオフにします。

2.4.5.5 一部の Sharepoint コントロールで URL ピッカーが有効にならない

CSSLink コントロールおよび DateTimeControl のプロパティから URL ピッカーを起動できません。

この問題を解決するには:

この問題の回避策はありません。

2.4.5.6 カスタマイズされたサーバー コントロールの追加後に、アセンブリが \bin フォルダーに追加されない

カスタマイズされたサーバー コントロールをプロジェクトに追加した場合は、プロジェクトのコンパイル時に、コントロールが含まれるアセンブリが \bin ディレクトリに自動的には追加されません。そのため、プロジェクトの実行時にアセンブリが SharePoint サーバーに配置されていません。

この問題を解決するには:

パッケージ デザイナーの [詳細設定] ページで、カスタム アセンブリを追加します。

2.4.5.7 SharePoint プロジェクトを作成するために SharePoint 2010 が必要になる

SharePoint プロジェクトを作成するには、SharePoint 2010 をシステムにローカルにインストールする必要があります。

この問題を解決するには:

Visual Studio 2010 がインストールされているシステムに、SharePoint Foundation 2010 または SharePoint Server 2010 をインストールします。

2.4.5.8. 新しい言語機能が SharePoint プロジェクトでサポートされていない

Visual Studio 2010 では、Visual C# と Visual Basic の新しい言語機能を SharePoint プロジェクトで使用できません。

この問題を解決するには:

この問題の回避策はありません。

2.4.5.9 SharePoint プロジェクトで、ワークフロー デザイナーで設定されたブレークポイントにヒットしない

SharePoint プロジェクトで、ワークフロー デザイナーで設定されたブレークポイントが正しくブレークしません。

この問題を解決するには:

ワークフロー コード ファイル (workflow.cs または workflow.vb) でブレークポイントを設定します。 コード ファイルに設定されたブレークポイントが正しくブレークします。

2.4.5.10 デバッガーがデザイナーに誤ったワークフローを表示する、またはワークフローのビルド エラーがレポートされない (あるいはその両方)

SharePoint ワークフローの 2 回目の配置で、デバッグ時にワークフローの古いバージョンがワークフロー デザイナーに表示される場合があります。  さらに、すべてのビルド エラーが同時には表示されない場合があります。 これは、ワークフロー デザイナーのみで発生する表示の問題です。SharePoint では、正しいワークフローが実行されます。

この問題を解決するには:

グローバル アセンブリ キャッシュ (GAC: Global Assembly Cache) に格納されているアセンブリの署名を変更します。 最も簡単な方法は、アセンブリのバージョンを変更することです。 この問題を回避するには、ビルドのたびにアセンブリのバージョン番号が自動インクリメントされるように、assembly.cs ファイルまたは assembly.vb ファイルを変更します。

2.4.6 Web 開発

2.4.6.1 ファイル システム Web サイトで Visual Studio 開発サーバー (Cassini) を使用する場合は、ピリオドを含む仮想パスで URL ルーティングが動作しない

Visual Studio 2010 でファイル システム Web サイトを作成し、その Web サイトがフォルダー名にピリオド (.) を含むフォルダーにある場合は、URL ルーティングが適正に動作しません。一部の仮想パスから HTTP 404 エラーが返されます。この状況は、Visual Studio 2010 がルート仮想ディレクトリに対して不適切なパスを使用して Visual Studio 開発サーバー (Cassini) を実行するために発生します。

たとえば、ファイル システム Web サイトが "somedot.path" という名前のフォルダーに作成された場合、http://localhost:1234/somedot.path/example という URL に対する要求は HTTP 404 エラーで失敗します。

一方、次の URL に対する要求は成功します。

http://localhost:1234/somedot.path/example.aspx

この問題を解決するには:

この問題には、次のいずれかの回避策を使用できます。

2.4.6.2 単体テスト プロジェクトに、ASP.NET MVC 2 プロジェクトへの参照が含まれていない

Visual Studio でソリューション エクスプローラー ウィンドウが非表示になっている場合、ASP.NET MVC 2 Web アプリケーション プロジェクトを作成し、[単体テスト プロジェクトの作成] ダイアログ ボックスで [単体テスト プロジェクトを作成する] オプションを選択すると、単体テスト プロジェクトが作成されますが、関連する ASP.NET MVC 2 プロジェクトへの参照が含まれません。ソリューションのビルド時に、Visual Studio にコンパイル エラーが表示され、単体テストは実行されません。

この問題を解決するには:

2 つの回避策があります。最初の回避策は、ASP.NET MVC 2 Web アプリケーション プロジェクトの作成時にソリューション エクスプローラー ウィンドウが表示されることを確認することです。ソリューション エクスプローラーを非表示のままにする場合は、2 つ目の回避策として、単体テスト プロジェクトから ASP.NET MVC 2 プロジェクトへのプロジェクト参照を手動で追加します。

2.4.6.3 Web 開発 (コード用に最適化) プロファイルで一部の機能が利用できない

Web 開発 (コード用に最適化) プロファイルでは HTML デザイナーを使用できません。  スタイル ビルダーなど、HTML デザイナーを必要とする機能は、このプロファイルで使用できません。

この問題を解決するには:

Web 開発 (コード用に最適化) プロファイル以外のプロファイルを使用して HTML デザイナーを有効にできます。 使用するプロファイルを変更するには、[ツール] メニューの [設定のインポートとエクスポート] をクリックします。  設定をリセットし、別のプロファイルを選択します。

2.4.6.4 Visual Studio 2010 が、Windows Vista SP1 ではなく、Windows Vista RTM にインストールされている場合に一部の Visual Studio 2010 Web 配置機能が機能しない

新しい Visual Studio 2010 の Web 配置機能を、MSDeploy に統合されている次の機能のいずれかと併用する場合は、注意が必要です。

この場合、Windows Vista ユーザーは Service Pack 1 をインストールする必要があります。

この問題を解決するには:

MSDeploy には、Windows Vista SP1 の機能が必要です。したがって、Windows Vista RTM で Web 配置機能を実行しようとすると失敗します。  Visual Studio 2010 で Web 配置機能を使用するには、Windows Vista を Service Pack 1 にアップグレードする必要があります。  Windows XP、Windows 2003、Windows 2008 R2、または Windows 7 を使用して Visual Studio 2010 をインストールし、Web 配置機能を使用することもできます。ただし、すべての必要な依存関係が解決されるように、常に最新のオペレーティング システム Service Pack を使用することをお勧めします。

2.4.6.5 ASP.NET 開発サーバーに IPv4 のインストールが必要

ASP.NET 開発サーバー (Cassini) を使用するには、開発コンピューター上に IPv4 がインストールされている必要があります。  ただし、IPv4 を有効にする必要はありません。

この問題を解決するには:

セキュリティ ポリシーで IPv6 の使用が要求されている場合は、開発コンピューターに IPv4 をインストールし、無効のままにしておくことができます。  Web サイト開発に IIS を使用することもできます。

2.4.6.6 3.5 グラフ コントロールのある ASP.NET 3.5 Web サイトを ASP.NET 4 にアップグレードするには、web.config とレジスタ ディレクティブの変更が必要

3.5 グラフ コントロールのある ASP.NET 3.5 Web サイトを ASP.NET 4 にアップグレードすると、ビルド時に次のエラーが発生します。

"エラー 1 型 'System.Web.UI.DataVisualization.Charting.Chart' は 'c:\Windows\assembly\GAC_MSIL\System.Web.DataVisualization\3.5.0.0__31bf3856ad364e35\System.Web.DataVisualization.dll' および 'c:\Program Files\Reference Assemblies\Microsoft\Framework\.NETFramework\v4.0\System.Web.DataVisualization.dll' の両方に存在します。C:\Websites\Vs2008Sp1_Website_35_Cs_WithChart\Default.aspx 15"

この問題を解決するには:

アップグレード後も web.config で 3.5 グラフ コントロールを指している参照を、Version 4 を参照するように更新する必要があります。

<pages controlRenderingCompatibilityVersion="3.5" clientIDMode="AutoID"><controls>

<add tagPrefix="asp" namespace="System.Web.UI.DataVisualization.Charting" assembly="System.Web.DataVisualization, Version=3.5.0.0, Culture=neutral, PublicKeyToken=31bf3856ad364e35"/>

</controls>

</pages>

<httpHandlers>

<add path="ChartImg.axd" verb="GET,HEAD" type="System.Web.UI.DataVisualization.Charting.ChartHttpHandler, System.Web.DataVisualization, Version=3.5.0.0, Culture=neutral, PublicKeyToken=31bf3856ad364e35" validate="false"/>

</httpHandlers>

......

<system.webServer>

<validation validateIntegratedModeConfiguration="false"/>

<handlers>

<remove name="ChartImageHandler"/>

<add name="ChartImageHandler" preCondition="integratedMode" verb="GET,HEAD" path="ChartImg.axd" type="System.Web.UI.DataVisualization.Charting.ChartHttpHandler, System.Web.DataVisualization, Version=3.5.0.0, Culture=neutral, PublicKeyToken=31bf3856ad364e35"/>

</handlers>

</system.webServer>

......

Web フォーム ページのレジスタ ディレクティブを削除するか、Version 4 を参照するように更新する必要があります。

<%@ Register assembly="System.Web.DataVisualization, Version=3.5.0.0, Culture=neutral, PublicKeyToken=31bf3856ad364e35" namespace="System.Web.UI.DataVisualization.Charting" tagprefix="asp" %>

bin フォルダーにある既存の System.Web.DataVisualization アセンブリは .NET Framework 4 の一部であるため、このアセンブリの削除が必要な場合があります。

2.4.7 Windows Communication Foundation (WCF) ツール

既知の問題はありません。

2.4.8 Windows Presentation Foundation (WPF) ツール

2.4.8.1 WPF および Silverlight デザイナー チームのブログ

WPF および Silverlight デザイナー チーム (Cider チーム) は、http://blogs.msdn.com/wpfsldesigner/default.aspx で新しいチーム ブログを開始しました。

この最初のコンテンツは、デザイナー ツールセット、デザイナーを使用するチュートリアル、およびコントロール作成者向けの FAQ と投稿を中心に作成されています。また、Cider チームへのフィードバックをブログに書き込むこともできます。

http://go.microsoft.com/?linkid=9723703 (英語) のブログに、これらの README 項目があります。

この問題を解決するには:

適用なし。

2.4.8.2 ユーザー コード例外がデザイナーと Visual Studio に影響することがある

デザイン時に例外をスローするユーザー コードは、デザイナーでハンドルされない例外を引き起こすことがあり、Visual Studio がクラッシュする原因となることもあります。  この問題を防ぐには、DesignerProperties.GetIsInDesignMode チェックでラップすることにより、デザイン時にコードが実行されないようにします。  デザイン時に実行される一般的なメソッドの例として、UserControl.Loaded イベント ハンドラー、バインディング コンバーター、および WCF 非同期イベント ハンドラーがあります。

この問題を解決するには:

次の記事を参照してください。

2.4.8.3 Web からダウンロードしたアセンブリの読み込みに失敗する

Visual Studio 2010 では、Web からダウンロードしたアセンブリを正しく読み込めないことがあります。  これらのアセンブリが、"Web のマーク" が付けられているために、完全に信頼されたアセンブリではないことが原因です。  これらのアセンブリをそのまま使用すると、アプリケーションをビルドするとき、XAML でこれらのアセンブリを参照したとき、または [アイテムの選択] ダイアログ ボックスでこれらのアセンブリのいずれかを使用しようとしたときに、エラーが発生することがあります。 このような場合のエラーは一般に、このアセンブリが Web からダウンロードされた可能性があることを示しています。

この問題を解決するには:

これらのアセンブリを完全に信頼する場合は、次の手順に従ってこの問題を回避できます。

http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=179545

2.4.8.4 外部 Silverlight 3 アセンブリからのリソースがデザイン時の解決に失敗する

外部 Silverlight アセンブリ (つまり、これらのアセンブリをビルドするプロジェクトがソリューションの一部でない) のリソースは、デザイナーで検出されません。

この問題を解決するには:

アセンブリ参照として使用されるアセンブリに含まれている Silverlight ResourceDictionary については、ResourceDictionary 定義に次の内容を含める必要があります。

    x:Class="ResourceDictionary"

より詳細な例として、ResourceDictionary は次のようになります。

<ResourceDictionary

    x:Class="ResourceDictionary"

    xmlns="http://schemas.microsoft.com/winfx/2006/xaml/presentation"

    xmlns:x="http://schemas.microsoft.com/winfx/2006/xaml">

</ResourceDictionary>

2.4.8.5 Version 3.5 プロジェクトを Version 4 にアップグレードすると、ビルド エラーが発生することがある

このリリースの Visual Studio では、一部の型が System.Xaml アセンブリに移動されています。 その結果、Version 3.5 からVersion 4 へのプロジェクトの再ターゲットで、次の内容のエラーが発生することがあります。

"この型はアセンブリ 'System.Xaml' に転送されました。"

この問題を解決するには:

このアセンブリを手動でプロジェクトに追加し、ビルドし直します。

2.4.9 Windows Workflow Foundation (WF) ツール

既知の問題はありません。

2.4.10 Windows SDK の統合

既知の問題はありません。

2.4.11 デバッガー、データベース、診断、および分析のツール

2.4.11.1 Microsoft テスト マネージャーが正常にシャットダウンしない場合に、HTTP プロキシ設定が正しくないために Web サイトが読み込まれないことがある

Microsoft テスト マネージャー (MTM.exe) が正常にシャットダウンせず (つまり、クラッシュした、ハード リセットされた、電源を投入し直した)、[IntelliTrace およびテストの影響用の ASP.NET クライアント プロキシ] 診断データ アダプターがテスト設定で有効になっていた場合は、クライアント コンピューターのインターネット プロキシ設定が元に戻りません。  そのために、インターネット トラフィック (Web サイトのレンダリングも含まれる) が妨げられることがあります。

この問題を解決するには:

2.4.11.2 IntelliTrace 記録ディレクトリが読み取り専用の場合はデバッガーの起動に失敗する

既定では、IntelliTrace ファイルは "%ProgramData%\Microsoft Visual Studio\10.0\TraceDebugging\" ディレクトリにあります。  このディレクトリが読み取り専用になっているか、ディレクトリが読み取り専用の場所に変更されている場合は、キャッチされない例外が発生します。  "プロジェクトを実行しようとしているときにエラーが発生しました: キャッチされない例外が、リフレクション経由で呼び出されたメソッドによりスローされました。"

この問題を解決するには:

2.4.11.3 Microsoft ネイティブ パラレル ライブラリを使用するアプリケーションのデバッグ中にエラー メッセージが表示される

CRT Version 10.0 の一部である Visual C++ タスク ベースのパラレル ライブラリを使用するアプリケーションのデバッグ中に、[並列タスク] (および [並列スタック]) ウィンドウにエラー メッセージが表示されることがあります。

                "このビューは、Visual C++ 10 以降を対象とするプログラムでのみサポートされます。シンボルを読み込んでください。シンボルの設定..."

エラー メッセージに従ってシンボルを読み込むと、問題が解決します。解決しない場合は、デバッグ セッションで、Visual Studio によってコンピューターにインストールされたシンボルではなく、Microsoft パブリック シンボル サーバーからダウンロードされたシンボルが使用されています。

この問題を解決するには:

アプリケーションをデバッグする前に、次の手順を実行します。

  1. [ツール]、[オプション]、[デバッグ]、[シンボル] の順に移動します。[シンボル ファイル (.pdb) の場所] の下の [Microsoft シンボル サーバー] エントリをオンにします。既にシンボル キャッシュを使用している場合は、ダウンロードした CRT シンボルが含まれているフォルダーを削除します。
  2. [シンボル ファイル (.pdb) の場所] の下に、"<windir>\symbols\dll" を指す明示的なシンボル パス エントリを追加 (およびオンに) します。メモ: < windir > は、たとえば C:\Windows などの Windows インストール フォルダーです。

2.4.11.4 固定されたデータ ヒントをインポートすると、Visual Studio がクラッシュする

デザイン モードでは、ソース コードに固定された既存のデータ ヒントをインポートすると、Visual Studio がクラッシュします。

この問題を解決するには:

この問題には 2 つの回避策があります。

  1. デザイン モードではなく、デバッグ モードでデータ ヒントをインポートします。
  2. 固定された既存のデータ ヒントのコピーを含むデータ ヒント ファイルをインポートする前に、固定されたデータ ヒントを消去します。

2.4.11.5 パフォーマンス CPU カウンターは、最後にインストールした言語でのみ表示されます。

Visual Studio 2010 の複数の言語バージョンがインストールされている場合、パフォーマンス CPU カウンターの名前は、常に最後にインストールした言語でのみ表示されます。

例: 日本語の Visual Studio 2010 を最初にインストールしてから、英語の Visual Studio 2010 を同じコンピューターにインストールした場合は、Visual Studio のユーザー インターフェイスの言語に関係なく、パフォーマンス CPU カウンターの名前が英語で表示されます。

2.4.11.6 日本語版およびその他英語版以外の Visual Studio 2010 での 2 回目の実行時にプロファイラー出力が翻訳されない

出力ウィンドウの一部のプロファイラー メッセージが、2 回目のプロファイリング実行時に翻訳されません。

この問題を回避するには、次回のプロファイリング実行前にプロファイリング レポート (.vsp) を閉じます。

2.4.11.7 簡体字中国語および繁体字中国語バージョンでは、パフォーマンス ツール規則の名前が英語で表示される

簡体字中国語および繁体字中国語バージョンの Visual Studio 2010 では、パフォーマンス ツール規則の名前が翻訳されていません。パフォーマンス ツール規則にアクセスするには、[ツール] メニューの [オプション] をクリックし、[パフォーマンス ツール] ノードを展開して、[規則] を選択します。

これらの名前は、簡体字中国語バージョンでは Visual Studio インストール フォルダーの Team Tools\Performance Tools\zh-Hans\ フォルダー、繁体字中国語バージョンでは Team Tools\Performance Tools\zh-Hant\ フォルダーにインストールされる vsperf_rule_definitions.xml に格納されています。

この問題を解決するには:

簡体字中国語バージョンでは Team Tools\Performance Tools\zh-CHS\ フォルダー、繁体字中国語バージョンでは Team Tools\Performance Tools\zh-CHT\ フォルダーを作成し、vsperf_rule_definitions.xml ファイルをこれらのフォルダーにコピーする必要があります。

これは表示のみの問題であり、機能には影響しません。

2.4.12 アーキテクチャ ツール

既知の問題はありません。

2.4.13 テスト ツール

2.4.13.1 ファイルが読み取り専用であることにより、テスト プロジェクト、テストの実行構成、および .vsmdi がある Visual Studio 2008 ソリューションのアップグレードが失敗する

.testrunconfig ファイルまたは .vsmdi ファイルが読み取り専用である場合、Visual Studio 2008 から Visual Studio 2010 へのソリューションのアップグレードが失敗します。アップグレード中に、アップグレードが失敗したことを示すメッセージが表示されます。

この問題を解決するには:

ソリューションを開く前に、ファイルが読み取り専用でないことを確認します。  ファイルがソース管理にチェックインされており、読み取り専用になっている場合は、ソリューションを開く前にファイルをチェックアウトします。

2.4.13.2 ネットワーク分離仮想環境での自動テスト ケースの実行に予想以上の時間がかかる

ネットワーク分離仮想環境で自動テスト ケースを実行すると、テスト ケースの実行完了後に数分間、テスト エージェントが "テストの実行中" 状態のままになることがあります。 この状況は、次の場合にのみ発生します。

  1. ネットワーク分離環境でテスト ケースを実行しており、この環境での仮想マシンの接続先が、テスト コントローラーがインストールされているコンピューターとは異なるドメインである場合。>ネットワーク分離環境に、データ収集にのみ使用されている (つまり、コンピューターでテストが実行されていない) 仮想マシンが 1 つ以上ある場合。
  2. エージェント コントローラー通信にローカル シャドウ アカウントを使用しておらず、チーム プロジェクト コレクションにラボ サービス アカウントを構成している場合。

この問題を解決するには:

  1. ラボ サービス アカウントとは異なるドメイン アカウントでテスト コントローラーを実行します。  たとえば、ドメイン アカウントは mydomain\myaccount です。ネットワーク分離環境で、テスト ケースを実行しているラボ コンピューターでこのドメイン アカウントをシャドウします。各コンピューターのロールをテスト設定の実行ロールと照合すると、環境内でこれらのコンピューターを識別できます。たとえば、テスト設定の実行ロールが "データベース サーバー" の場合は、ロール = "データベース サーバー" があるコンピューターでのみ、これをシャドウする必要があります。環境内の他のコンピューターでは、これをシャドウする必要はありません。ドメイン アカウントのシャドウとは、名前が "myaccount" で、パスワードが mydomain\myaccount のパスワードと同じであるローカル コンピューター アカウントを作成する必要があることを意味します。
  2. テスト コントローラーを再起動し、テスト ケースを実行します。

メモ: 後日、テスト コントローラー アカウントのパスワードを変更した場合は、シャドウしたコンピューターでパスワードを更新する必要があります。

2.4.13.3 Beta 2 で作成された、コード化された UI テスト プロジェクトをリリース バージョンにアップグレードする必要がある。また、API に大幅な変更が加えられている。Visual Studio 2010 Beta 2 で作成されたすべてのプロジェクトをリリース バージョンにアップグレードする必要がある

変更の一覧は次のとおりです。

  1. UserControls.cs ファイルは削除されました。すべての特殊クラス (HtmlButton、WinEdit、WpfCheckbox など) は製品の一部になりました。'Internet Explorer Server' コントロールは、Html コントロールの UI コントロール階層の一部でした。これは、拡張性を高めるために削除されました。
  2. ブラウザー ウィンドウの検索では、完全に一致する名前が使用されるようになりました。
  3. プロパティの名前 (HtmlButton の DisplayText など) は、以前は別のクラス階層 (HtmlProperties.Button.DisplayText など) にありました。これは、各特殊クラスの定義の一部となるように変更されました。したがって、HtmlButton.PropertyNames.DisplayText によって HtmlButton の DisplayText プロパティに名前が付けられます。
  4. 追加のプロパティがないクラスは、カスタム クラスとして扱われます。たとえば、HtmlForm は HtmlCustom として扱われ、その TagName プロパティは 'Form' に設定されます。追加のプロパティがない Windows フォーム コントロールは WinControl として扱われます。追加のプロパティがない WPF コントロールは WPFControl として扱われます。

この問題を解決するには:

  1. http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=184024 から UI テスト アップグレード ツールをダウンロードし、インストールします。
  2. Visual Studio のコマンド プロンプト ウィンドウを実行します。
  3. 次のスクリプトを実行します。

UITestUpgrade.exe <アップグレードするフォルダーの名前>

2.4.13.4 テスト マネージャーでテストが実行されているとき、またはコード化された UI テストでテストを記録しているときに、一部のアクセント付き文字を入力できない

テスト レコーダーを実行しているとき (またはコード化された UI テストでテストを記録しているとき) は、アクセントと "ベース" 文字の組み合わせとしてアクセント付き文字を入力できません。これは、テスト レコーダーがアクセントを "デッド キー" として解釈し、破棄するためです。

この問題を解決するには:

テストの記録を終了してから、生成されたコードに手動で、必要なアクセント付き文字を追加します。

QFE を利用できる場合があります。カスタマー サポート サービスにお問い合わせください。

2.4.13.5 MTM が、オペレーティング システムの UI 言語ではなく、英語で表示される

Microsoft テスト マネージャー (MTM) は、オペレーティング システムの UI 言語に基づいて UI 言語を選択します。

MTM は、オペレーティング システムの UI が MTM のインストール済み言語バージョンと一致しない場合に英語を表示します。

この問題を解決するには:

オペレーティング システムの UI 言語に一致する MTMを持つ Visual Studio 2010 もしくは Visual Studio Test Professional 2010 をインストールします。

2.4.13.6 ビデオ レコーディングに使用する日本語バージョンの 32 ビット Windows Media エンコーダーでインストール エラーが発生する

特定のコンピューターでテスト ランナーを使用してビデオ記録を作成するには、そのコンピューターに Windows Media エンコーダー ソフトウェアをインストールする必要があります。 その際、コンピューターの オペレーティング システムが 64ビット版であっても、32 ビット Windows Media エンコーダー 9 を使用することが推奨されています。(詳細はこちら
しかし、64 ビットの日本語 Windows 7 がオペレーティング システムとして実行されているコンピューターに、日本語バージョンの 32 ビット Windows Media エンコーダー 9 をインストールすると、インストールに失敗します。

この問題を解決するには:

64 ビットの日本語 Windows 7 を実行するコンピューターに、英語バージョンの 32 ビット Windows Media エンコーダー 9 をインストールします。

2.4.14 Lab Management ツール

既知の問題はありません。

2.4.15 チーム エクスプローラー

既知の問題はありません。

3. 関連リンク

 

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